女子フィギア界に4回転時代をもたらしたロシアの超新星であり革命児、アレクサンドラ・ヴャチェスラヴォヴナ・トゥルソワ選手。
彼女、まだ弱冠15歳なんですが、なんと史上初の4回転をバンバン跳んで、今最もフィギア界で注目を集めています。
そんなトゥルソワ選手が4回転を跳べる秘訣を、身長や体重の軽さから調べてみました。
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トゥルソワの経歴やプロフィールは?
プロフィールと経歴
名前 | アレクサンドラ・トゥルソワ |
生年月日 | 2004年6月23日(15歳) |
身長 | 155㎝ |
出身地 | リャザン(ロシア) |
所属クラブ | サンボ70 フルスタリヌイ |
- 2004年6月23日にロシアの都市、リャザンで生まれた。
- 2008年、4歳の時にフィギュアスケートを始める。
- 2015年にモスクワに移り住む
- 2017年、ジュニアグランプリファイナルで金メダルを獲得
- 2018年、世界ジュニア選手権のフリースケーティングにおいて、4回転トウループと4回転サルコウを成功
- 2018年10月、JGPアルメニアン杯にて女子選手として初めて4回転ルッツに成功
- 2019年、スケートカナダにて4Lz、4T-1Eu-3S、4Tを成功させ、女子としては史上初となる技術点100点超えを果たす。
トゥルソワ選手は、2004年6月23日生まれのまだ若干15歳のロシアの超新星フィギュアスケートの選手です。
元々トゥルソワ選手が注目を集め始めたのは、2017年に行われたジュニアグランプリファイナルで金メダルを獲得した頃からでした。
突如現れた4回転時代の革命児
そして、彼女を世に知らしめたのは、2018年に行われた世界ジュニアフィギュアスケート選手権でのことです。
この大会のフリースケーティングで4回転トウループ・4回転サルコウを1つのプログラム内で2度の4回転を史上初めて成功させたんです!
この時の動画が下記になります。
この時、彼女はまだ弱冠14歳。
この年齢で、誰も連続で跳んだことのない4回転をプログラムに組み込み、更に成功させるという離れ業を成し遂げるなんて、とても常人のメンタルでは考えられません。
しかも、凄さはこれだけにとどまらず、その後に4回転ルッツを成功させ、遂に今年のカナダでは、1つのプログラム内で3回の4回転ジャンプを成功させました。
ということは、トゥルソワ選手は、今、トウループ、サルコウ、ルッツの3種類の4回転ジャンプを自分の物にしているということです。
これがいかに凄いことかというと、そもそも今まで女子で4回転を跳んだのは、実に日本の安藤美姫の4回転サルコウ以外、誰も成し遂げたことが無かったのです。
それをサルコウだけでなく、3種類の4回転を跳んだ実績があり、且つ複数回成功させている時点で、まさにシニア含めて飛びぬけた存在になりつつあります。
なんせ多くの選手が4回転を挑戦しようとしている中、1人3種類もの4回転を跳ぶことができるのは、現時点でトゥルソワ選手だけなのですから。
しかもたったの15歳ですよ!!驚き以外の何物でもありません。
現時点で最もフィギア女王に近い存在といっても過言は無いでしょう。
トゥルソワの身長、体重は?
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トゥルソワ選手のプロフィールを観ると、2019年秋の時点で公表されている身長が155cmとなっています。
選手一同の画像を見ると、トゥルソワ選手がいかに小さいか分かります(汗
体重は公表されていないのですが、画像からみる体系から想像するに、恐らく40kg前後ではないでしょうか。
この体重の軽さと、若さ特有のバネが、トゥルソワ選手の4回転を支えているとも言えます。
ちなみに2018年時の身長は148cmだったので、約1年で7cmも身長が伸びたことになります。
うーん、さすが成長期!伸びるのも早い!
逆に身長が伸びるにつれ、恐らく体重も増加していると思われますので、大体3~5kgほど増えたと推測します。
しかし、フィギア選手の跳躍力などのバネは、10代中盤でピークを迎える傾向があり、特に女子選手は体系変化が起きるため、10代後半からフィギアへの適応が難しくなってくることが知られています。
身長1㎝でも伸びただけで、ジャンプが変わると言われるフィギア界。
成長期真っただ中のトゥルソワ選手に、体系変化の影響は無いのでしょうか?
トゥルソワの体型変化でジャンプへの影響は!?
確かにトゥルソワ選手はまだ15歳で成長期の真っただ中という事もあり、これから体系の変化と共に身長も体重も増える時期を迎えるでしょう。
しかし、当のトゥルソワ選手本人は、身長が伸びていることについて、「ジャンプ力も伸びているので心配ない」と話しているそう。
確かに成長期なので、体重だけでなく、跳躍力もこれからピークを迎える年齢ですしね!
なのでトゥルソワ選手にとって、本当の意味で体系変化に悩むのは、10代後半のころ、つまり3、4年先の話かもしれません。
少なくとも今シーズンから、再来年シーズンまでは無敵の強さを誇ることが予想されます。
本当に悩むのは、跳躍力もピークが過ぎた10代後半頃と想像されます。
同じロシアのメドベージェワ選手も、16、17歳の時は、世界選手権2連覇など飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していたのですが、2018年の平昌五輪を境に、思うようなジャンプが跳べなくなり、現在は体重や体系変化に苦労していることが見受けられます。
そして、一旦、体重が増加し始めると、当然フィギアの技にも影響が出てきます。
今まで跳べた3回転や4回転が跳べなくなるということも起こり得るのではないでしょうか。
トゥルソワの素顔
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トゥルソワ選手は長い髪がとっても特徴的!というか、太ももの位置まで伸びているなんて長過ぎでしょ!っていうぐらい。
演技中は、さすがに髪をまとめていますが、ひとたび演技が終わったあとの表彰台などでは、よく髪を撫でおろしている姿をみかけます。
改めて画像を見ると、やっぱり髪がめっちゃ長っ!
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というのも、実はトゥルソワ選手、ディズニー映画のラプンツェルが大好きなんです。
そのラプンツェルに憧れているため、今まで一度も髪の毛を切ったことが無いんだとか!
しかし、ここまで長いと毎日の手入れが大変そうですね。。。(;´・ω・)
まとめ
女子の4回転時代を切り開いた革命児、トゥルソワ選手!
まだ弱冠15歳なので、まだまだこれから活躍していくでしょう。
そしてきっと、女子でも4回転が当たり前になり、史上最高得点の更新が今後増えそうです。
日本には、同じジャンプを得意とする紀平選手もいますので、互いに切磋琢磨しあって、女子フィギア界を盛り上げていって欲しいですね(⌒∇⌒)
これからのトゥルソワ選手、ますます目が離せません!