2020年5月12日午後9時、フィリピンで今年初の台風1号が発生しました。
「ヴォンフォン」と命名された台風1号は、勢力を強めながら沖縄に接近すると予想され注意されていましたが、沖縄に接近する前に熱帯低気圧に変わる見込みです。
今後のヴォンフォンの予想やマメ知識:観天望気をお伝えします!
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現在の台風1号「ヴォンフォン」
5月12日午後9時に発生した台風1号「ヴォンフォン」は、一時勢力を上げ「非常に強い」台風に発達しました。
しかし5月15日15時には、中心気圧990hPa、中心付近の最大風速は30m/s、最大瞬間風速は40m/sと勢力を落とし、北西へ毎時20kmで進んでいます。
今後の台風1号「ヴォンフォン」の予想
16日にかけてフィリピン付近を北上した後、進路を東よりに変える予想で、17日の夕方以降、熱帯低気圧に変わる見込みです。
熱帯低気圧に変わっても、大陸から西日本に延びる前線が南下し、台風周辺の温かく湿った空気が流れ込みます。
九州南部には発達した雨雲がかかり大雨になる恐れがあり、特に17日にかけて天海付近には発達した雨雲がかかり、大雨による土砂災害に注意が必要となるでしょう。
18日頃は、台風から変わる見込みの熱帯低気圧や湿った空気の影響を受け、梅雨入りしたばかりの沖縄でも雨や風が強まる可能性があるので、今後の情報に注意が必要です。
これまでの台風1号の発生日
過去5年間の情報によると、台風1号が「非常に強い」勢力に発達したのは2016年以来です。
その2016年の台風は発生したのが7月で、最も強い「猛烈な」勢力にまで発達しています。
2018年、2019年は年が変わって早々に台風1号が発生していて、2017年は4月だったので、今年の台風1号「ヴォンフォン」は2016年の7月に次ぐ遅い発生となります。
ご存じですか:『観天望気』(かんてんぼうき)
観天望気とは
自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測すること
で、気象予報士などいない昔からの経験値がものをいう世界です。
聞いたことがあるのではないでしょうか。
ハチが低い場所に巣をつくる
ハチが低い場所に巣を作ると、強風を伴った台風が多く来る、と言われています。
2019年は特に低い場所に巣を作っているのをみかけ、気を付けていました。
この年は29号まで発生しているので、平均数(27)より多い年でしたね。
ツバメが低く飛ぶ
ツバメが低く跳んでいると雨が降ると言われています。
ツバメが巣を作る家は縁起がいい、病人が出ないとも言われ好まれているようですね。
また、敵から身を護るために、人が集まる場所に作る習性もあるようです。
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ネコが顔を洗う
こちらもツバメ同様、雨が降ると言われています。
でも、ネコって気が付くと顔をなめていますよね。
まとめ
すでに真夏日を記録し熱中症への注意喚起がされていますが、まだまだ梅雨も控えているんですよね。
今夏は昨夏より酷暑になるのでは、という声も聞こえています。
せめて台風の発生は控えめにお願いしたいですね。
今年はハチの巣の場所をちょっと気にかけてみてください。
自然に生きるものの我が身を守る本能も捨てがたいです。