東京オリンピック・パラリンピックの音楽を担当していた小山田圭吾さんが、過去の雑誌インタビューの発言が原因で大炎上し、五輪参加を辞任しました。
小山田圭吾さんの発言の何が問題だったのか、インタビュー内容をまとめてみました。
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小山田圭吾のインタビュー①・・ロッキンオン・ジャパン1993年9月号
- 人の事をいじめてて、限度とかがわかんなくなっちゃう時ってあるじゃない?
- 僕はその辺の限度も見極めんのがうまくてさあ
- 一番最後までいじめてた人間に対して、そいつが最後までやってたっていう事実がみんなにわかるようにスッと何か言って(笑)
- その人が悪くて僕は大丈夫、みたいなポジション作るのがすごくうまかったっていうか
他にも万引きを告発されたという記事もありました。
どうやら友達と一緒に万引きをしていて、その金額が100万円近くになって問題になったらしいのですが。。
因みに、後にユニットを組む小沢健二さんも万引きをしていたようですね・・。
フリッパーズギターってインタビューで有る事無い事言って煙に巻くってスタイルだと思ってたけど、小山田は普通に嫌な奴だったんだな。姑息な事をカッコいいと思ってる節あるw pic.twitter.com/3qRS7JiuZ6
— よのぢMETAL 2月20日武道館参戦 (@yonoji1971) July 19, 2021
小山田圭吾のインタビュー②・・ロッキング・オン・ジャパン1994年1月号
- ロッキング・オン・ジャパン1994年1月号
- 発行人:渋谷陽一
- 編集長:山崎洋一郎(インタビューも担当)
- 発行:株式会社ロッキング・オン
●でも、いじめてた方だって言ってったじゃん。
「うん、いじめてた。けっこう今考えるとほんとヒドいことをしてたわ。この場を借りてお詫びします(笑)だって、けっこうほんとキツいことしてたよ」
●やっちゃいけないことを。
「うん。もう人の道に反してること。だってもうほんとに全裸にしてグルグルに紐を巻いてオナニーさしてさ。ウンコを喰わしたりさ。ウンコ喰わした上にバックドロップしたりさ」
●(大笑)いや、こないだカエルの死体云々っつってたけど「こんなもんじゃねぇだろうなあ」と俺は思ってたよ。
「だけど僕が直接やるわけじゃないんだよ。僕はアイディアを提供するだけでさ(笑)」
●アイディア提供して横で見てて、冷や汗かいて興奮だけ味わってるという?(笑)。
「そうそうそう!「こうやったら面白いんじゃないの?」って(笑)」
引用元:ハフポスト
上記文を含め、補足として画像データもご覧ください。
記事内では、被害者の方の実名まで掲載されていました。
このことについては、出版社側も配慮が足りなかったと、今更謝罪文を出している形です。
雑誌に載せる時に伏せていた部分を敢えて報道したのでは?という話もありましたが・・
小山田圭吾のインタビュー③・・クイック・ジャパン第3号1995年8月1日発行
- クイック・ジャパン第3号1995年8月1日発行
- 編集発行人:赤田祐一
- 記事&インタビュー:村上清(現在の編集長)
- 発行:株式会社太田出版
小山田圭吾さんは私立和光学園の小学校・中学校・高校に亘って通学しました。
そして、同学校には障がい者の生徒も通っていたようですが、小山田圭吾さんはそんな生徒たちに対し、以下のように接していたようでした。
- あ、ダウン症の人が走ってんなあ
- あれ?さっきあの人通ったっけ(笑)
- あれ?これ女?とか言ったりして(笑)
- みんな同じ顔の奴が
など・・・。
さらに、田舎だから・・という言い訳にもなっていない言い訳で、未成年でありながらタバコを吸っていたことを、当たり前のように語っています。
しかし、この雑誌の問題はこれに止まらず、編集部は、被害者にわざわざコンタクトを取り、アポなしで被害者宅に突撃するなどという、非常識な取材まで行っていました。
しかも加害者である小山田圭吾さんとの対談を申し込んだところ、被害者側のお母さんから、断られます。
・・当然ですよね。
そして、そのことを小山田圭吾さんに伝えると、小山田圭吾さんは以下の通りにコメントしました。
編集部の意図としてはその後、被害者たちがどうやってイジメを切り抜けて生き残ったのか、というのを取り上げたかったらしいのですが。
率直に言うと、昔の被害者と加害者の対談を雑誌に載せたら面白いんじゃないか、と思って企画したのに、上手く行かなかったから、小山田圭吾さんの反応だけで盛り上げようとした・・という風にしか見えないんですよね。
- 別に、話す事ないッスけどねえ(笑)
- 別に会いたいとは思わないけど。
- 会ったら会ったでおもしろいかなとは思う。
小山田圭吾さんは過去の自身の行いについて、大人になっても全く反省せず、それどころか、むしろ武勇伝のように思っていることがよく分かるインタビューでした。
さらに編集部も、被害者の気持ちより、成功している加害者の小山田圭吾さん側になって、過去のことを面白おかしく記事のネタにしようとしていたのが、また・・
小山田圭吾のいじめ記事掲載クイックジャパン(95年)編集がいじめられた子(複数居る)の家を訪ね今どうしてるか取材した部分。内容は追い討ちに近い。東京五輪がカースト上位の者だけの祭典で踏みつけられ犠牲になる無数の一般庶民が居る事実と祭典の音楽担当者の過去のいじめが本質では繋がってる pic.twitter.com/cm11v4BDNT
— 裏庭映画保存会 (@uraniwamoviecom) July 16, 2021
本当だ。太田出版のサイトに当時の目次が参照できるコーナーがあったので、調べてみたらいじめ紀行というレギュラーコーナーは4回で打ち切られてしまったようです。それにしても、結構アングラ感がある雑誌だったのですね。 pic.twitter.com/4ZXGx9uFS3
— alex korenori (@alexkorenori) July 18, 2021
年賀状を掲載
クイック・ジャパンは最後に、被害者側から送られた年賀状を晒しています。
- それで、年賀状とか来たんですよ、毎年。
- あんまりこいつ、人に年賀状とか出さないんだけど、
- 僕のところには何か出すんですよ(笑)
- で、僕は出してなかったんだけど、でも来ると、ハガキに何かお母さんが、こう、線を定規で引いて、そこに『明けましておめでとう』とか『今年もよろしく』とか鉛筆で書いてあって、スゲェ汚い字で(笑)
- もうグッチャグッチャなの
小山田圭吾のインタビュー④・・月刊カドカワ1991年9月号
こちらはもっと昔の雑誌ですが、同様にイジメ自慢が掲載されています。
小山田氏は、「フリッパーズ・ギター(編注:小山田氏が所属していたバンド) お洒落な不遜」と題したインタビューで、幼稚園での思い出として「○○ちゃん(伏字は編集部)ていうちょっと知恵遅れの子がいて、クレヨンを投げまくって先生にひっぱたかれていたのを思い出すな」と語っていた。
引用元:J-CASTニュース
小学生では、同級生へ執拗に嫌がらせをしていたと明かしている。
「小学校五年くらいのときに文集を作ったんだけど、みんな普通のことを書いてるのに、『小山田君の嫌なこと』とかいうタイトルで作文書かれてね(笑)。別に人気者じゃないヤツに書かれたからね、よけいにムッときて。親にその文集は見せられなかった。ぼくがそいつをいかにして迫害したかっていうようなことが切々と書いてあってね。でも、事実なんです(笑)。まさか文集にそんなタイトルで書かれると思っていない。ちゃんと印刷されてるもので、先生が見るだけじゃないの。みんなに配られちゃうの。けっこう挫折だった。だからそいつには、小学校人生全部をかけて復讐した(笑)」
引用元:J-CASTニュース
文集に書くほど、被害者側は思いつめていたのでしょう・・。
挫折したと小山田圭吾さんは語っていますが、どちらかというと、恥をかかされて腹が立ったので復讐してやった、というニュアンスに聞こえます。
高校でのエピソードとして、「K(編注・小山田氏はインタビュー中で「知恵遅れ」と表現)は鼻炎だから、いつも鼻をかんでるんだけど、ポケットティッシュだとすぐなくなっちゃう。だから購買部で箱のティッシュを買ってきて紐つけてあげた。それでKはいつも首から箱をぶら下げてた」などと話していた。
引用元:J-CASTニュース
小山田圭吾さんが辞任する前、
東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは19日の会見で、「(小山田氏は)現在では高い倫理観をもって創作活動をされているクリエイターの一人である」と留任を明言
引用元:J-CASTニュース
とのことでしたが・・
何を根拠に現在は高い倫理観を持って創作活動をしていると発言したのでしょうか・・?
小山田圭吾さんは、過去のご自身の言動について、これまで何度も指摘を受けてきたようでした。
しかし、それらについて一切に取り合うことなく、無視し続けてきましたが・・
海外メディアにまで報道されて、ようやくツイッターに謝罪文を掲載した、という経緯があります。
海外にまで知れ渡ってようやく謝罪し、辞任した・・ということは、ここまで大ごとにならなければ、本当は謝罪などしたくなかったのでは・・ないかと思ってしまいますね・・。
小山田圭吾のインタビュー⑤・・月刊ギグス1996年2月号
今度は障がい者ではありませんが、末期癌の患者を笑いものにした記事です。
実は問題となったいじめ自慢インタビューのほかにも、小山田には〝前科〟があった。1996年発売の「月刊ギグス」2月号(シンコーミュージック・エンタテイメント)のインタビューで、「フリッパーズ・ギター」としてデビューする直前の出来事として、入院した時の話をしていた。友人と一緒になって病室でギターを弾いて騒いでいたという。
「ふたりとも寝ないから、夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻き声が『ウーッ』とかって聞こえて来る(笑)」と、なぜか末期がんの人を笑う。
さらに、「機械につながってるんだよ、そういう人とかって。『ピーン、ピーン』とかいう機械みたいなのがあって、夜中に『ピー!』とかって音が反応するの(笑)。それで『ああ、今日もまたひとり死んだ』とか言って(笑)。『夜中にあんたたちがギター弾いているからだ』って看護婦さんに怒られた(笑)」と死の瞬間も笑っていたという。
小山田はこのエピソードを「心暖まる話だよね」と語りだす露悪性も発揮していた。いじめや障がい者差別ではないが、高齢者や病気の人へのいたわりはない。
引用元:東京スポーツ
小山田圭吾、1996年の月刊ギグスのインタビューで、末期患者の心電図が自分のギター音に呼応して(?)ピーと鳴ったのを「また死んだ」と笑いとばしてたらしいんだけど、ここまでくると何か先天的なサイコパスの可能性があるんじゃないかと思ってしまう。ただソース不確定なので、原文を読んでみたい。 pic.twitter.com/Yy93SunXw8
— adff (@aqwr6uw) July 18, 2021
ネットの反応
小山田圭吾さんの数々の言動に、ネット上は憤慨の声で溢れかえっています。
罪を償うべき時に償わないと大変なことになるんだよって言うサンプルだな小山田圭吾は。
— しわすみ (@s_w_s_m) July 21, 2021
これ、小山田圭吾の時に「いや、この流れはやべーから。過去を理由にアウトがいいなら、ほかにもいっぱいいるで」という話に対して
「そんなもんケースバイケースだよwww」と笑ってた人達いましたけど、全然ケースバイケースじゃ無かったですね— すくすく。 (@ScreamoTAI) July 22, 2021
息子を支援学校にひとり通学させる前、結構しつこく送迎しててベテランの先生に「大丈夫ですよ、何が心配ですか?」って言われるくらいだったけど、今なら「小山田圭吾みたいな人に目をつけられるのが心配」って具体的に言える。
— ヒヨコ (@hiyokoharumaki) July 21, 2021
小山田圭吾は、病気や怪我などで、自分も障害者手帳を持つかもしれないという想像力がまるで欠落していて、自分とは違う生き物を見るような感覚でいるんだ。そして自分の方が上位の存在であると思っているんだよね。実家の太さというのがこの無意識の優越感に繋がっていたんだろうか。
— 来福堂 (@KihoRaifuku) July 21, 2021
世界中の目線が集中しているからこそ小山田圭吾みたいなのを太陽光に晒して排除出来た、と考えるとまあ必要悪だったというか、五輪の功績なのかもしれぬよね、確かに。
— しわすみ (@s_w_s_m) July 21, 2021
障害者いじめの小山田圭吾、雑誌のインタビューやその他発言録を読むと「オレは他者の気持ちなど気にせず、思い通りにふるまえる意地の悪いクソッタレだ」ということをシグナリングするのに必死だ。ルールにも道徳にも縛られず制裁も恐れぬ高ドミナンスのオスだと思われたい気持ちが随所に溢れ出ている
— Ore Chang(EvoPsy/瀬戸コウスケ) (@selfcomestomine) July 21, 2021