ここ最近、千葉県周辺で地震が増えていますね。。
そこで千葉県周辺で起こる地震や千葉県に被害を及ぼした主な地震についてまとめてみました!
さらに今後千葉県に大地震は来るのか?いつ来るの!?についても分析します!
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千葉県周辺で起こる地震
千葉県で起こる地震は大まかに2種類があります。
海溝型地震と内陸の活断層で発生する地震ですね。
海溝型地震とは
陸側のプレート(岩板)の下に海側のプレートが沈み込む境界で発生する地震のことです。
内陸の活断層で発生する地震、つまり活断層型地震は陸側のプレート内部で断層活動によって発生する地震ですね。
4つのプレートの上に乗っかっている日本は、どちらの地震も起こり得る位置にあります。
しかし千葉県に限って言えば圧倒的に海溝型地震の発生率が高いです。
海溝型地震 | マグニチュード | 地震発生確率(30年以内) |
日本海溝沿い | ||
福島県沖 | 7.0~7.5程度 | 50%程度 |
茨城県沖 | 7.0~7.5程度 | 80%程度 |
青森県東方沖から房総沖にかけての海溝寄り | 8.6~9.0 | 30%程度 |
沈み込んだプレート内の地震 | 7.0~7.5程度 | 60%~70% |
相模トラフ | ||
模トラフ沿いのM8クラスの地震 | 8クラス(7.9~8.6) | ほぼ0%~6% |
プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震 | 7程度(6.7~7.3) | 70%程度 |
南海トラフ | ||
南海トラフで発生する地震 | 8~9クラス | 70%~80% |
今のところマグニチュード7~8の発生率が高いです。
千葉県に被害を及ぼした主な地震
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年 月 | 名 称・地 域 | 規 模(マグニチュード) |
1605年2月3日 | 慶長地震 | 7.9 |
1677年11月4日 | 磐城・常陸・安房・上総・下総 | 8.0 |
1703年12月31日 | 元禄地震 | 7.9~8.2 |
1801年5月27日 | 上総 | 不明 |
1854年12月23日 | 安政東海地震 | 8.4 |
1855年11月11日(安政) | 江戸地震 | 6.9 |
1922年4月26日(大正11) | 浦賀水道 | 6.8 |
1923年9月1日(大正12) | 関東地震 | 7.9 |
1960年5月23日(昭和62) | チリ地震津波 | Mw9.5 |
1987年12月17日(昭和62) | 千葉県東方沖 | 6.7 |
2005年2月16日(平成17) | 茨城県南部 | 5.4 |
2005年7月23日(平成17) | 千葉県北西部 | 6.0 |
2008年7月24日(平成20) | 岩手県中部(岩手県沿岸北部) | 6.8 |
2008年5月8日(平成20) | 茨城県沖 | 7.0 |
2011年3月11日(平成23) | 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震 | 9.0 |
そして2011年3月11日の東日本大震災以降は、地震頻度の発生率が一気に上昇したため、上記発生頻度の比ではなくなってしまいました。。
最近、地震多くない?
最近地震が多いのでは?という声に対し、一部報道では過去と比べて特別に多いわけではないという結論を出しているところもあります。
しかしそこで分析したデータは2016年以降の5年分のデータと2020年のデータを分析して、『過去と比べて特別に多いわけではない』という結論を出しています。
2011年の東日本大震災以降は、それ以前とは比べられない程、地震が多発するようになりました。
なので、2016年から5年間のデータと2020年現在のデータを比較して特別に多くないと言っても、地震回数が減ったとか、地震回数が少ないという意味ではないんですね。。
2011年以降増えた地震の頻度が2020年現在まで続いている、と捉えるのが正しいのでしょう。。
今後千葉県に巨大地震は来るの?来るんならいつ!?
今から1000年も前の平安時代前期・貞観11年5月26日、西暦869年7月13日に貞観地震(じょうがんじしん)が発生しました。
日本海溝付近の海底が震源域だった巨大地震で、少なくともマグニチュード8.3以上はあったと推定されています。
こういう大きな地震は1000年周期で来ていると言われており、2011年3月11日の東日本大震災は威力を増して(マグニチュード9.0)発生しました。
なら後1000年は大丈夫か!?と思われそうですが・・・
今となってはいつ東日本大震災クラスの地震が発生しても全くおかしくない時代なんですよね。
後1000年は大丈夫だなんて、絶対言えません。。
次の巨大地震の規模はどれくらい?
年々マグニチュードの数値が上昇しています。
直近で一番大きかった地震はマグニチュード9.5で、1960年にチリで発生したチリ地震です。
現時点ではこれ以上の規模の地震は実測でも地質調査でも発見されていません。
しかし、マグニチュードの上限は9.5ではありません。
理論上ではマグニチュード12.0が最大級と言われており、発生するとしたら地球が真っ二つに割れて起こる地震と言われています。
ただ、これはあくまで理論上の数字で実際に発生する可能性はほぼ0%と言っても良いでしょう。
現実的に起こり得るマグニチュードの最大値は10.0と言われています。
実際に被害については、起きてないので分かりませんが、参考までに1960年に発生したチリ地震マグニチュード9.5は長さ約1,000km・幅200kmの領域を震源域とした超巨大地震でした。
チリ地震の被害
- 複数の火山の噴火誘発
- 世界的な規模の津波
日本での被害:津波による被害
死者・行方不明者 | 負傷者 | 罹災世帯 | 罹災者 | 建物被害 | 船舶被害 | 堤防決壊 | 道路損壊 | 橋梁流失 | 木材流失 |
142名 | 855名 | 31,120世帯 | 147,898名 | 46,000棟 | 2,428隻 | 34箇所 | 45箇所 | 14箇所 | 19,290件 |
マグニチュード10.0は上記被害を生み出したチリ地震の5倍以上のパワーで襲ってきます。。
1960年に発生したチリ地震の再来間隔ですが、同震源地での巨大地震は過去に平均300年間隔で発生したと推測されます。
1960年の前は1575年のバルディビア地震と推測されています。
が、前述の通り、2000年代、21世紀に入ってから地震の頻度とそのパワーが一気に急上昇しました。
次の巨大地震(マグニチュード8以上)クラスが数年以内に起きても不思議ではない時代が、今到来しているのです。。
千葉近くが震源地の巨大地震が次に発生するのは、数年、或いは数十年以内という話もあるので、被災に備える必要があるかも知れませんね。。