皆さんはプログラマーという職業をご存じでしょうか?
なんとなくわかるというような方がほとんどだと思いますが、スマホ全盛期の現在、皆さんが便利な生活を送ることが出来るようなアプリを開発するような仕事ですので、ほとんどの方がプログラマーの仕事の恩恵を受けているといえます。
そんなプログラマーとしての仕事を、現在も世界最高齢プログラマーとして活躍している若宮正子さんについて調べてみましたのでご覧ください。
若宮正子さんのプロフィール
出典:Wikipedia
名前 | 若宮 正子(わかみや まさこ) |
生年月日 | 1935年4月19日(84歳) ※2019/10/7現在 |
出身地 | 東京都杉並区 |
職業 | 銀行員、プログラマー |
雇用者 | 三菱銀行 |
団体 | メロウ倶楽部 |
若宮さんは東京都出身で、太平洋戦争後に国民学校に入学し、戦争末期には長野県に学童疎開しています。
終戦後の10歳の時に親せきの家まで片道4時間の汽車での一人旅をして以来、旅行が趣味になっていて40代になってからは毎年海外旅行に行くほどの旅行好きだそうです。
高校卒業後は三菱銀行に就職しており、当時の女性では珍しく管理職に就任しています。
定年退職後も週3日間は銀行に勤務するほど、仕事ができる方のようです。
定年退職後は母親の介護をする必要があり、外出する機会が減ってしまったためにパソコン通信で友人を作るためにパソコンを購入し、「メロウ倶楽部」という、ネットを通じて生きがいのある生活を実現し、社会の発展にも寄与する事を目的とした中高年世代の集まりに参加しました。
それからはパソコンにのめりこんでいき、エクセルの罫線機能とセルの塗りつぶし機能を用いて作成する「エクセルアート」を考案して、Windowsやofficeソフトを作っているアメリカの最大手企業であるマイクロソフト社から、エクセルの新しい使い方であるという評価を受けて、2014年には世界的な講演会「TEDxTokyo」に登壇し、英語でスピーチをしています。
パソコンでできることの多さに感動し、勉強を続けてきた若宮さんは、スマートフォンも利用するようになり、スマートフォン向けのゲームは若者向けであり、高齢者が使いやすいものがないと考え、2016年に自信でゲームアプリの開発を始めました。
開発着手から約半年の2017年2月に雛人形をひな壇に正しく配置するという高齢者でも楽しめるゲームアプリ「hinadan」を配信しました。
そして、2017年6月に開催されたWWDC(世界開発者会議)の基調講演ではiPhoneで有名なアップル社のCEOであるティム・クック氏から最高齢参加プログラマーとして紹介されました。
さらに前述のように旅行好きの若宮さんは旅行先で撮影した動画や自身の体験した動画をYouTuberとして配信しており、年齢を重ねられても最新のシステムに果敢に挑戦する姿は本当に尊敬します。
若宮正子さんの独自の勉強法とは?
若宮さんはプログラミングの勉強についての質問に対して「プログラミングは勉強というより、興味があることに挑戦しただけ」と答えられており、必死に勉強をしたというよりはご自分が興味を持った事に対して楽しみながら仕組みを学んでいったようです。
たしかに、自分が好きなことであれば誰でも頑張れるような気がしますね。
前述の通り、母の介護中にパソコン通信で友人を作るためにパソコンを購入した若宮さんは毎週末3ヶ月もパソコンショップに通い、パソコン接続をおこない、インターネットによりたくさんの方々との交流をする事ができるようになり、知識も増えて出来ることがどんどん多くなっていったそうです。
「hinadan」アプリ開発にあたっては、Macintosh本体とプログラミングの教本を購入し独学で勉強しながら、教本の著者と電子メールでやり取りをしながら約半年という短い期間でアプリをリリースすることができました。
そして、若宮さんの教訓として、何かを学んで何かを出来るようになったら誰かにそれを教えることをお勧めしますと仰っており、教えることで自分の足りない部分がわかって更なる学びに繋がるという事でした。
若宮正子さんのまとめ
世界最高齢のプログラマーである若宮正子さんについてまとめてきましたが、人間はいくつになっても好きなことを楽しんで学んでいれば、いつまでも成長していけるという事を教えていただいたような気がします。
わからないことがあれば、自分で調べたり積極的に自分の活用できるツールであるパソコンで本の著者に連絡を取って教えてもらったり、とにかく前へ前へと進んでいけることが若宮さんのすごいところだと思います。
数々の雑誌やメディアでも取り上げられている若宮さんですが、10月11日(金)19時から日本テレビ系で放送される「天才〇〇〇さんまときどき岡村」という番組でも取り上げられるようですので是非ご覧いただいては如何でしょうか。私自身も放送を楽しみにしています。
若宮さんの経歴や勉強法についてまとめてきて、私自身も生きる教訓のようなものを学ばせて頂いたような気がします。
今回もご覧いただきありがとうございました。