トンガ諸島で火山が噴火したことで日本にまで津波が押し寄せています。
噴火規模はどれくらいなのか?今後の日本への影響はどれくらいなのか?
噴火による今後の影響について分かりやすくまとめましたのでご覧ください。
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トンガ諸島で海底噴火
まず、報道情報を引用します。
南太平洋の島国トンガ沖で15日午後5時10分(日本時間午後1時10分)ごろ、海底火山が大規模な噴火を起こした。首都ヌクアロファのあるトンガタプ島では海岸に津波が到達。沿岸部の道路や建物が浸水した。現地の通信状況が悪化しており、けが人の有無は明らかになっていない。
引用元:日本経済新聞
南太平洋にある島国トンガ王国の沖で海底火山が噴火しました。
イギリス連邦加盟国で人口は10万6千人ほどであり、1970年にイギリスから独立して今のトンガ王国となりました。
そんなところの海底火山が大噴火したわけですが、最初は津波の心配はないと報道があったにもかかわらず、現在、津波警報と避難勧告が出ているんですよね。。
いったいどれほどの規模なのか、調べてみました。
トンガ海底噴火の規模
トンガの海底噴火ですが、まず噴煙は半径260キロに広がり大量の軽石も発生する恐れがあるとのことです。
オセアニアで津波警報が発令巨大海底噴火の影響でトンガに波が押し寄せる
フィジーニュージーランドに津波警報が発令されました海上の巨大な火山噴火が衛星によって撮影されましたトンガでは波が家屋や教会を破壊する衝撃的な映像がソーシャルメディアされています灰が首都ヌクアロファ上に降っている pic.twitter.com/GVGs5UC6b4— 正道正義 (@jJJurWP56h9oIfr) January 15, 2022
また、火山爆発の大きさを表す火山爆発指数では、VEI=6ではないかと言われています。
火山爆発指数は0~8の段階があり、VEI=6は並外れた巨大な爆発規模で100年に一度あるかないかと言われるほど、大きな火山爆発です。
VEI-6は、火山大国である日本でも有史以来経験がない(Wikipedia情報)。直近では約7000年前に摩周湖を作った噴火がその規模で、それ以前は標高2000m程度の山がそこにあったらしい。 / “トンガの海底噴火、噴煙は半径260キロに広がる 「大量の軽石も」:朝日新聞デジタル” https://t.co/w6Wab8ecXW
— filinion (@filinion_es) January 15, 2022
火山爆発指数(VEI)は6程度の可能性があるとのことです。(VEIは8が最大です)
有名な噴火では #浅間山 の #天明大噴火 でVEI4、 #富士山 の #宝永大噴火 でVEI5となります。#トンガ噴火#トンガ#噴火
トンガの海底噴火、噴煙は半径260キロに広がる https://t.co/7vdxYAxVgC— フゥドゥ (@syumi_fudo) January 15, 2022
海底噴火の急激な気圧変化があったとされる時間帯、たまたま高山→古川の三寺まいりに向かっていたのだけど(21時までなので終わってるよなと諦め半分で)。
ガスが酷かったのはそれなんだろうなっていう証拠?写真を貼っておくさぺたー
1枚目は21:02、2枚目は21:47撮影の「例の聖地」より。 pic.twitter.com/Tv4H04fPou— あ り あ (@aria315) January 15, 2022
トンガ海底噴火で想定される被害は?
今回の海底噴火で想定される被害は、現時点ではこちらです。
- 噴火によって飛び散った大量の軽石による被害
- 広範囲に及ぶ津波被害
津波は言わずともですが、軽石による被害って何?と思う方も少なからずいるのではないでしょうか。
軽石による被害はこちら!
船が海に出られなくなる
船のエンジンは海水を使って冷やすのですが、軽石が大量に浮かんでいると冷やす際に船内に入り込んで詰まらせてしまいます。そのため、船が出せなくなるそうです。
魚の数が大きく減る
また、軽石はその名の通り、軽くて海面に浮くのですが、養殖魚など魚が餌と間違えて食べてしまうことが多いそうです。石を食べた魚は死んでしまうので、軽石が原因で漁業に被害が出ることもあります。
モズクなどが収穫できない
軽石が入ったモズクをうっかり食べてしまうと咀嚼中に歯が欠けることもあるので、軽石が浮かんでいる間は収穫ができないんですよね。
他にも、噴火規模によってさまざまな被害が想定されます。
要するに
『トンガ海底噴火が落ち着くまでどうなるか分からない、予測すら出来ないが、今までに例の無い潮位の変化を記録したので、とりあえず津波への警戒を続けろ海岸線に近づくな、いつまでとも言えない。』
という事だろ https://t.co/IhcuEY27x7
— ko-shi (@seigi55) January 15, 2022
先日の釧路
海の水が上がり排水溝が詰まると道路がこうなる。
現在、火山の海底噴火の影響で日本全域に津波警報が出ているが満潮や大潮の時間に水位が上がる為、到着時間によっては危険な状態に…
昭和35年に起きたチリ地震津波は23時間後、日本に到着した記録が残されている。#地震情報 https://t.co/iL38q6FqDq— おかうちなおき( ˊᵕˋ* ) (@Okauchi_meshi) January 15, 2022
VEI(火山爆発指数)6か。7でなくて良かった。
もし7だと西暦186年のタウポ火山噴火と同等で、その時は中国でも空が暗くなって冷害が起こり、黄巾の乱の激化と後漢の滅亡をもたらした。
当時の日本でも、魏志倭人伝に見える倭国乱の原因になったとの説もある。https://t.co/hwZuvrtF7Z
— 東京GIGO (@ekb90377) January 15, 2022
>1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山の噴火と似ている
>太陽の光が遮られて世界的に気温が下がった。2年後には記録的な冷夏となり、日本では米が大凶作となってタイ米を緊急輸入トンガの海底噴火、噴煙は半径260キロに広がる 「大量の軽石も」:朝日新聞デジタル https://t.co/9A1opvajM4
— Hannah_John_Michel (@john_egg_john) January 15, 2022
<トンガの火山噴火の衝撃波か>
今日15日(土)の20時から21時過ぎにかけて、日本全国で一時的な気圧変化が見られました。火山島フンガトンガ・フンガハアパイが午後に噴火した時の衝撃波が到達した可能性があります。https://t.co/p4ofQT1pC8 pic.twitter.com/yEVBFzVxCH— ウェザーニュース (@wni_jp) January 15, 2022
最後
今回発生したトンガの海底噴火の規模に関しては、今後もっと正確な調査が行われる予定だそうで、それによってもっと詳しい状況が見えてくると思うので、今後の動向に注意したいですね。