イケメンシェフとしてテレビに引っ張りだこになっていた川越達也さんを覚えていますか?
イケメンというよりはさわやかで親しみのある好青年シェフというイメージだった川越達也さん。
川越達也さんは水がきっかけで大失態を犯したとして、それを面白がって煽る情報社会に抹殺されるような形で表舞台から姿を消していました。
果たしてその真相は?
シェフとしての活動も聞かれない今、どこで何をしているのか大炎上の原因はなんだったのか、気になって調べてみました。
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川越哲也のプロフィール
名前 | 川越達也 |
生年月日 | 1973年3月7日 |
出生地 | 宮崎県東諸県郡国富町 |
血液型 | O型 |
身長 | 166cm |
最終学歴 | 大阪あべの辻調理師専門学校 |
会社 | 株式会社TATSUYA KAWAGOE 代表取締役 |
宮崎でのぐちゃぐちゃだった家庭環境
貧乏だった、という宮崎での生活はグチャグチャだったと振り返る川越達也さん。
父親との確執があり母親と祖母との間には嫁姑問題。
小学生の頃には、母親が祖母の首を絞めているシーンにも遭遇していたといいます。
首を絞めているといっても、祖母も元気だったので応戦していてその世界は壮絶だったと思います。
小学生にはキツイ場面です。
母親が大好きだった川越達也さんですが、まだ小学生だったので守ってあげたくても何も出来ないもどかしさ。
頑張って働ける環境が整った時には、母親のことを大事にするのはもちろん、いざとなったら確執があった父親のことも面倒をみよう。川越家に何かあったら自分が助けてあげられる人間になるんだと決意したそうです。
家族のために頑張っている川越達也さんですが、競馬の騎手だった弟の川越慎也さんを2005年交通事故で亡くされています。
苦労続きの料理人人生
イケメンシェフとして有名になった川越達也さんは家族のためにヒーローになりたいという思いから自分が出来ることで頑張ろうと料理人の道へと進んでいきます。
僕はお店で一人一人のお客様に喜んでもらうと同時に、もっとたくさんの方にも喜んでいただきたいんです。バラエティ番組に出演するのはそのためです。 - 川越 達也 pic.twitter.com/VGj2y1ORye
— 元気をくれる言葉集 (@gr07061) October 4, 2021
本当は野球少年で野球選手になりたかった川越達也さんですが、プロを目指すには体が小さすぎて限界がある。
勉強では秀でるものがなく、手に職をつけたいと思った時に料理なら何をどうすればおいしくなるかが直感でわかるという能力があり『絶対音感』ならぬ『絶対味覚』を持つと自負しイケると感じます。
小学3年生の時に冷蔵庫にあった食材でチャーハンを作り友だちにふるまったといいますが、その時に作ったチャーハンが初めての料理だったそうです。
味付けは数種の調味料を使って母親の味付けを再現したといいます。なかなか、あなどれない小学生だったようです。
高校を卒業して大阪あべの辻調理師専門学校に入学しフランス料理を専攻した川越達也さんは、大阪・北新地のフランス料理店に就職したものの、バブル崩壊の影響を受け2年ほどで閉店してしまい、神戸の料理店を紹介してもらって再就職しますが、今度は阪神・淡路大震災で店が被災。
東京に出てウィークリーマンションに住みながら、喫茶店や飲食店でアルバイトをしイタリア料理店で働いていた時に隣接するカラオケボックスからの注文で料理を提供したところ、客としてきていたシェフの目に留まり新店舗の料理長としてスカウトされます。
10年後を楽しみにして
料理長として腕を磨き、『TVチャンピオン イタリアンシェフ日本一決定戦』に出演する機会を得たものの予選のパスタ対決で最下位で脱落してしまいます。
そして「10年後を楽しみにしていてください」という不敵なコメントを残し初テレビ出演を終わらせたのが1998年9月。
2000年に独立して創作イタリアン『ティアラ・K・リストランテ』を開店させますが、なかなか思うような集客を得られず深夜のアルバイトをしなければならない生活でした。その借金は一時5000万円を超えていたとも言われています。
川越達也シェフの大炎上・水問題
人気イケメンシェフとしてテレビでも引っ張りだこだった川越達也さんですが、2012年8月川越達也さんのレストラン『TATSUYA KAWAGOE』で食事をした方からのメールが発端となり大炎上する事件が起こります。
メールの内容・抜粋
今後のお店の向上のため、としてその日の料理のこと、お店で受けた対応のことなどを語られています。
川越達也様
おしぼりは香水をかけているのでしょうか?
匂いのきつい香水で食欲もなくなり気持ち悪くなりました。鶏肉の料理が出てきたときに、焼き色をみて美味しさが感じられなく食べると普通の味。
色が生肉色で少し気持ちが悪かったです。料理を残すといちいち理由を聞いてくるのは初めてでした。
お水が¥800円するのは驚きでした。
お水でもお持ちしましょうか?と聞かれたので普通チャージされるとは思わないですよね?お会計して数分経って出口まで行くと、先ほど会計してくれたお兄さんが出口まで来てくれて「お客様お会計は?」と聞かれました。
このような対応でサービス料10%も取られました。
その対価に見合っておりません。せっかく楽しみにして行きましたが、とても残念でした。
【引用元:川越達也オフィシャルブログ記事より抜粋】
※長文につき抜粋したものなので、内容の詳細は実際のブログ記事よりご確認ください。
残念ながらお名前を名乗っていただけたら…
その時に、不満足と直接おっしゃって頂けたらお代は戴かない様にとスタッフに指示しております。
何故ならご満足頂けてこそプロだと思っておりますから。このシステムの積み重ねで店が潰れたら本望です。
【引用元:川越達也オフィシャルブログ記事より抜粋】
メールされた方に対してこうコメントした川越達也さんです。
このコメントをメールした本人が読んでいたかどうかは不明なのですが、匿名のメールには対応できないし、満足いただけなかった方からは料金は受け取らないという姿勢を示した川越達也さんの対応は特に問題にされることはなかったと思います。
その指示が本当だとしたら実行できなかったスタッフの教育が徹底されていなかったのでしょうか。
この時点では「こんなことがありました」で終わっていたのですが、問題は2013年5月に掘り起こされます。
いいお水だから800円は当たり前
2012年に起こった出来事について聞かれた川越達也さんは、そのインタビューの流れの中で答えたことに対して
「いいお水を出しているんだから当たり前。1000円、1500円と取るお店だってある。そういうお店に行ったことがないから800円取られたという感覚になるんだよ。年収300~400万円の人にはわからない」
こんな風に記事にされ大炎上することになります。
ただ、この記事には大炎上させようとする悪意があったと思います。
この記事の元になっているインタビューではニュアンスが違います。
「食べログ」のような評価サイトのことをどう思われますか?
川越 くだらないです(即答)。僕は興味もないし、何をわかって書いてるの? と思いますね。人を年収で判断してはいけないと思いますが、年収300万円、400万円の人が高級店に行って批判を書き込むこともあると思うんです。
――そういうこともあるでしょうね。
川越 ね? でも、そこまでの店にしてきた企業努力や歴史は、あなたにはわからないでしょ? と思うんです。断片的なことを切り取って、「すべて悪」みたいなことを書き込んでいる。僕の店も「水だけで800円も取られた」と非難されることがある。でも、当たり前だよ! いい水出してるんだもん。1000円や1500円取るお店だってありますよ。そういうお店に行ったことがないから「800円取られた」という感覚になるんですよ。だから……残念だな、と思うわけです。あとは、やっぱり何か言いたいだけなんですよ。僕はやらないですけど、一般の人がフェイスブックだのツイッターだのをやるのは、みんな自分の存在を見てほしいわけでしょ? 「食べログ」で鬼の首を取ったような批判を書いている人がいても、結局それと一緒なんだな、と。
【引用:日刊サイゾー2013年5月19日より
生水が飲めない外国ではお水が有料なのは当たり前。
水道水が飲める日本だからこそ問題になってしまうのでしょう。
でも、こだわりのおいしい料理をだすお店で口の中を改めたくて飲む水がまずかったら台無しだと思いませんか。
ちょっとしたことを大きな問題にしていってしまう情報社会の怖さに巻き込まれてしまったのが川越達也さんだと思います。
表舞台から消えていたもう1つの理由
この水問題で干されたという形で表舞台から消えてしまったと思われていますが、実は大ケガをしていたという事実があります。
渋谷のカフェでガラスドアに気づかず激突。
メガネをしたまま激突してしまったのでかなりの流血だったようで、16針も縫う大ケガだったようです。
その時の医師からは元通りにはならないかもしれないと言われてしまい、治療に専念していたため事故のことも公表しなかったのでしょう。
努力している川越達也さんには不運の連続でした。
川越達也・現在の活動
2016年結婚され、今は長野で暮らしているようです。
やさしいパパの表情にホッとします。
奥さまの父親が同年代という声もあったのでかなりの年の差婚かもしれません。
アンカーシェフの活動
表舞台から遠ざかっていた川越達也さんですが、『アンカーシェフ』というブランドを立ち上げていて、レストランのサポートや各地域を巡りその地域の食材を利用したオリジナルメニューの開発やさまざまな提案をしプロデュースする活動をしていました。
とにかく料理が好きな川越達也さんですから、料理家としての活動は精力的にされているようです。
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PLANE FARM TATSUYA KAWAGOE
料理人・川越達也として、父親・川越達也として、故郷宮崎の安全・安心・おいしい野菜を『農地直送お届けサービス』するサービスを行っています。
MANDA GINZA
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まとめ
育った環境がなかなか壮絶だった川越達也さんが、3度目の結婚で落ち着いた幸せな家庭を築いているようでちょっと嬉しくなりました。
一連の大炎上騒動も川越達也さんがすべて悪いというわけではなさそうで、情報社会の被害者のような気もします。
ちょっとしたことで1人の人生が狂わされてしまう。
それなのに騒いでいた周囲はその内容はほとんど忘れてしまって、覚えているのは川越達也さんがエラそうな上から目線で何か言っていた、という一面だけ。
叩かれる側の人にもきちんとした反論の場があるといいのですが。