作家の川越宗一さんが、2020年1月15日、自身2作目の「熱源」で第162回直木賞を受賞しました。
川越さんは作家になる前は、バンドマンだったり、サラリーマンだったりと、色々破天荒な人生を歩んできました。
今回は、そんな川越宗一さんの経歴や詳細プロフィール、学歴などに迫っていきます。
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川越宗一のwikiプロフィール
【速報 JUST IN 】第162回直木賞に川越宗一さんの「熱源」 #nhk_news https://t.co/Ru6pbSSfjn
— NHKニュース (@nhk_news) January 15, 2020
名前 | 川越宗一(かわごえ そういち) |
生年月日 | 1978年生まれ(42歳) |
出身地 | 大阪府育ち |
学歴 | 龍谷大学文学部史学科中退 |
現住所 | 京都府在住 |
受賞歴 | 2018年、歴史小説『天地に燦たり』(文藝春秋)で第25回松本清張賞を受賞 |
ツイッター | @kawagoe_soichi |
インスタグラム | @kawagoe_soichi |
川越宗一さんは1978年、大阪府に生まれ、子供の頃から歴史が大好きだったそうです。
そして将来は歴史学者になりたいと当初から思っていました。
そのため大学は史学科に進学するのですが、バンド活動に目覚めてしまい、中退を余儀なくされます。
ちなみにバンドではエレキベースを担当していました。
他の方のブログでは、川越さんはコミックバンドをしていたそうです。
その後、川越宗一さんはファッション通販のニッセンに就職します。
当初はパートから始めたそうです。
当時のニッセンの社長(佐村信哉さん)の印象では、川越宗一さんは「仕事ができる」タイプには見えなかったと言います。
というかここまで天賦の才に恵まれていれば、真面目にパートで働くようには思えないですね。なんか鬱憤したものが当時から溜まってそうです。
しかし、川越宗一さんが、ニッセン公式ツイッターの情報発信担当になってから、何とニッセンのツイッター人気ははどんどん上がっていったそう。
「ニッセンのスミス」という川越さん演じるキャラクターは、軽妙な語り口で商品の紹介やお客さんの質問への回答をされており、徐々に人気を博したのでしょう。
何故、仕事が出来るように見えなかった川越さんが、情報発信担当になったかは、逆に気になるところではありますが(笑
いずれにしろ、情報発信担当が、川越さんの転機になったのは事実のようです。
その後、情報発信担当としての活躍が認められ、見事ニッセンの正社員に採用されます。
2018年10月12日にニッセンのツイッター担当を自ら降板するまで、続けられました。
ちなみに、川越宗一さんのデビュー作「天地に燦たり」を書かれた時はまだ現役のニッセンの社員だったのです。
小説を書くきっかけは、以前首里城を訪れた時に浮かんできた物語が頭から離れなかったため、執筆を始められたそう。
しかもそれまで小説の勉強はしたことが無かったみたい。
なのに、たったそれだけのきっかけで、小説家として名誉ある松本清張賞を受賞するなど、何と天賦の才に恵まれているのか。。
その後、川越宗一さんは約10年間の会社勤めに終止符を打ち、プロの小説家になります。
きっと作家として食っていける目途が立ったので、受賞を機にニッセンを退職したのでしょう。
そして今回の「熱源」で第162回直木賞を受賞されることになります。
川越宗一の経歴
- 1978年、大阪府生まれ
- 龍谷大学文学部史学科中退
- カタログ通販会社『ニッセン』に就職
- 2018年、「天地に燦たり」で第25回松本清張賞を受賞
- 『ニッセン』のツイッター担当を降板(退職)
- 2019年、「熱源」で第10回山田風太郎賞候補
- 同年、「熱源」で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞
- 同年、「熱源」で第162回直木賞候補
- 同年、「熱源」で第22回大藪春彦賞候補
- 2020年1月15日、「熱源」で第162回直木賞を受賞
川越宗一の学歴
川越宗一さんの出身大学は、前述のとおり、龍谷大学文学部史学科です。
龍谷大学は京都市伏見にある私立大学ですが、特に歴史のある大学で、1639(寛永16)年に西本願寺派僧侶の学寮を起源とするなどの古い歴史を持っています。
文学部の偏差値は、50-67と幅広いですが、史学科はその中でも特に高く、66-67の偏差値が必要とされます。
ということは、川越さんは学生時代からかなりの秀才だったことが分かります。
残念ながら、川越さんは大学を中退することになりますが(汗
川越宗一さんの出身高校については、色々調査したのですが、現時点では情報を見つけることができませんでした。
恐らく川越さんは大阪府出身なので、高校は大阪府内だったのではないかと推測します。
この辺については、分かり次第追記します。
川越宗一の家族について
川越宗一さんには奥さんがおられます。
そもそも小説を書くきっかけになったのは、妻との北海道旅行において、アイヌ民族博物館に立ち寄ったことです。
「妻との旅行で北海道に行って、白老(しらおい)町のアイヌ民族博物館に何となく立ち寄ったら、ブロニスワフ・ピウスツキの銅像があったんです」。2015年、まだ作家でもなく、小説も書いていない頃だった。
なので、奥さんは確実にいます。
ちなみに、この北海道旅行は妻からのリクエストで実現したということですので、川越宗一さんは心から妻に感謝しているはずです(笑
しかし、子供については、調査しても出てきませんでした。
ただ、北海道旅行の2年ほど前には家族で沖縄旅行をされたそう。
普通、子供がいなければ、夫婦と書きますので、『家族』と書くということは子供がおられると思います。
川越宗一の顔画像集
川越さんって40代で、一見、堅気のような気もしますが、積極的にSNSで自身の作品をアピールしたり、中々現代の情報ツールを使いこなしていますw
しかしインスタやツイッターアカウントには自身の顔画像を載せてはいなかったので、SNS上で他の人呟いていた画像を探してきました。
昨日、隆祥館書店での桂二葉さんとのトークイベントの打ち上げには直木賞候補作家で来週の水曜日に結果を待つという、川越宗一さんがわざわざ京都から駆けつけてくださいました。
僕と二葉さんと川越さん、そして店主の二村さん。
いずれみんな出世して、これが貴重な4ショットになればいいなあ! pic.twitter.com/Cp0nJEMXLG— 増山実@甘夏とオリオン (@yusya_dengon) January 11, 2020
やったぁぁぁああ!
第162回
直木三十五賞受賞!
熱源!川越宗一さん!
おめでとうございますー! pic.twitter.com/ZHOqkMCkTU— まゆ (@mayu_mahihapi) January 15, 2020
明日直木賞発表の川越宗一さんと、浅生鴨さん、スイスイさんと『異人と同人』の打ち上げ。直接作品作りに関するお話を聞けて至福の時間でした。 pic.twitter.com/xHv5QJmzSG
— 小野美由紀 (@Miyki_Ono) January 14, 2020
これ烏丸駅すぐの大垣書店だよね!?このサイン本買ってきましたけど!ビックリ!!!#熱源#川越宗一 pic.twitter.com/RIOvriIFQg
— ジンノ・ヒロノブ(裕信) (@tsurutsurukichi) January 14, 2020
第162回芥川賞・直木賞の選考会が、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に古川真人さん(写真右)の「背高泡立草」に、直木賞は川越宗一さんの「熱源」に決まりました。=中岡詩保子撮影 https://t.co/jqZ2giVK1T pic.twitter.com/R6qEJEGAsK
— 日経 写真映像部 (@nikkeiphoto) January 15, 2020
川越さんのデビュー作「天地に燦たり」松本清張賞受賞時のエッセイを読んでいて「BARBEE BOYS」が好き…、ってこの前のライブいったのかなと考えられるくらいには、落ち着いてきました。#私の都合はどうでもいい https://t.co/XjDf0k6FBK #川越宗一 #天地に燦たり #よろしければあわせてどうぞ
— 本の話@文藝春秋BOOKS (@hon_web) January 15, 2020
川越宗一の作品
川越宗一の作品
■著書
・『天地に燦たり』(文藝春秋/ 発売日:2018年07月06日)
・『熱源』(文藝春秋/ 発売日:2019年08月28日)
∟朝日新聞インタビュー
∟産経新聞『編集者のおすすめ』
∟毎日新聞書評(リンクなし)
∟勝目梓さんの感想のお手紙
∟全国の書店員さんの感想
■雑誌掲載
・短編小説「海神の子」(『オール讀物』2018年12月号)
・エッセイ「稜線の先へ」(『小説NON』2018年10月号)
・エッセイ「納豆と海」(『小説現代』2018年8月号)
・短編小説「天地を動かすうた」(『小説NON』2019年10月号
■ほか