パリの世界文化遺産、ノートルダム大聖堂で起きた火災について、仏のマクロン大統領は声明で世界中から募金を募ることを明らかにしました。
日本でも募金活動へ参加したいとの熱心な声が多数あり、募金への方法や再建費用についてまとめてみました。
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パリ/ノートルダム大聖堂への募金方法
具体的な募金方法はまだ明らかになっていませんが、募金方法への正式な参加方法は、フランス大使館の公式ツイッターでお知らせすると発表がありました。
日本でも「寄付したい」というツイートが相次いでいることについて、同大使館は「具体的な情報は今後、公式ツイッターなどでお知らせする予定」としている。
在日フランス大使館の公式ツイッターはコチラ
在日フランス大使館の公式HPはコチラ
これに呼応するように在日フランス大使館も力強く再建すると明言しました。
【大使の言葉✒】パリの #ノートルダム大聖堂 で15日夜発生した火災について
#ノートルダム #NotreDame pic.twitter.com/rayZb76viy— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 2019年4月16日
しかし、再建するとは言ったものの、具体的な募金方法までは、まだ明らかになっていません。
逆に言うと、まだ明らかになっていないのに、これ公式以外で募金活動を呼びかける運動は、著しく詐欺の可能性が高いです。
【重要】募金方法についての注意点!!
次に募金活動をする上で注意点を挙げたいと思います。
- ”フランス大使館の公式HPや公式ツイッター”を逐次確認すること
- 「ノートルダム大聖堂」への寄付を謳った街頭募金への寄付は絶対しないこと
- 「デタラメ」ツイートなどのSNS拡散を信用しないこと
まだ火災が発生して間もない現在ですから、募金方法が明確になっていないのは当たり前です。
それなのに、街頭募金で良心に訴えた活動は、どう見ても筋違いなのです。
加えてSNSでも『ここから募金できるぞ!?』と言ったデタラメ(むしろ悪意)ツイートには、惑わされないようにしなければなりません。
公式サイトが唯一絶対に信頼できる情報であることを認識してください。
特に火災が発生して間もない間は、心理状態が混乱していますので、そういった情報に惑わされやすいので、注意していく必要があります。
募金を願う人々の声
是非、フランス大使館に募金箱の設置&一般人の募金受付をお願い致します。
— 風音🐾 (@ka_za_mya) 2019年4月16日
寄付金、義援金などの設置をお願いします
— 葱魔導師(まじゅつし) (@kushar1113) 2019年4月16日
Prier pour Notre-Dame, prier pour la France.
日本から寄付金を送るにはどのような方法がありますか?— Rié (@gmmcri) 2019年4月16日
募金を願う人々の声は非常に多く、日本からでも破損した世界遺産への関心が高いことが伺えます。
一度でいいから、大聖堂へ参拝してみたかったという人もいるのではないでしょうか?
それが火災で脆くも崩れてしまい、叶わぬ夢へとなりつつある現実に、募金や寄付で再建できるなら協力しよう!といった、まるで藁を掴むような、一筋の光に希望を見出している感じですね。
私自身も、築何百年も経っている貴重な大聖堂ですから、後の世代に絶対残すべきと考えています。
元に戻るのか分かりませんが、少しでも原型に近い形で復元できるなら、多少の寄付は厭わない気持ちですね。
それに何時か行って、ステンドグラスの光景に感動してみたいしって言う気持ちも多いにありますし(-_-;)
改めてみると、ステンドグラスや大聖堂の中は、荘厳で時の流れが違うことが、画像を見ても分かる気がします。
なので、絶対1度は行ってみたい、もう見れないんて嫌!っていう気持ちは、痛いほどわかります。
失われた世界遺産に対する喪失感は、時に反動で強い欲求を掻き立てることがよく分かります。
現地フランスでは既に募金活動が始まっている?
既に現地フランスを中心に各界の富裕層が、再建費用に多額の寄付を申し出ています。
マクロン仏大統領が呼び掛けた再建への寄付に応じて、「グッチ」のオーナー、 仏ケリングのフランソワアンリ・ピノー会長兼最高経営責任者(CEO)と同氏の父親であるフランソワ・ピノ-氏が持ち株会社アルテミスから1億ユーロを寄付すると表明した。
ケリングのライバルでもある仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンのアルノー一族は2億ユーロの寄付金だけでなく、建築やデザインのリソース提供も申し出た。化粧品大手の仏ロレアルと筆頭株主であるベタンクール・メイヤー一族は1億ユーロ、さらに一族の慈善団体を通じてさらに1億ユーロを寄付すると発表した。
こちらの報道だけでも、合わせると6億ユーロ、日本円で約758億円に達していますので、まだまだ寄付金は増えるでしょう。
パリ/ノートルダム大聖堂の再建費用は?
現段階では、詳しい再建費用は明らかになっていません。
しかし比較情報として、似たような?建築物の建設費や、実際ノートルダム大聖堂の修復費用で比較してみましょう。
- スカイツリー自体の建設が400億
- 東京ドームが350億
- 札幌ドームが422億
この情報見て、皆さん『あれ?』って思いません?
既に寄付金で700憶以上集められる予測がたっている以上、これ以上寄付金必要なのでしょうか?
しかも、上記は日本で規模が違うとはいえ、建設費なんです。
ノートルダム大聖堂は修復費なので、建設費程はかからない見込みだと思われます?
スカイツリー自体の建設が400億
東京ドームが350億
札幌ドームが422億
らしいノートルダム大聖堂を修復するのにいくらかかるんだろう
寄付の額がこれらにもう匹敵していて凄いけど足りないんだろうなぁ— フロンエフ (@Flonne_f_) 2019年4月16日
しかし、実は歴史的建築物の修復費用は、まるで桁が違うことが分かる情報があります。
確かな情報の1つとして、以前(2017年8月時点)のロイターニュースの情報ですが、「ノートルダム寺院修復に130億円の寄付を、教会が基金設立」と報道されていました。
[パリ 29日 ロイター] - カトリック教会のパリ教区は、ノートルダム大聖堂に彫刻されているガーゴイルやアーチの劣化を受け、1億ユーロ(約130億円)の修復資金調達に乗り出した。
ガーゴイルやアーチの劣化だけで130億円の修復費が必要だったと分かりますので、今回は更に大規模な修復+デザインの再設計+リソース提供だとすると、やはり一桁、二桁は違うのかなと推測されます。
つまり、1000憶、1兆近く掛かるではないかと、思うわけです。
実際のところ分からないのですが、通常の建築物と違って、外観を崩してはいけない、老朽化が進んでいる、慎重に作業しなければならないなど、普通とは全然違う所にお金を使わねばなりません。
なので、何十倍も結局も費用がかかるのは、容易に想像がつくことですね。
いずれにしろ、何年かけてもしっかり元通りの姿に戻ってもらいたいですね!