堀ちえみさんが舌癌の手術を2019年2月21日に終えましたが、テレビ出演などの復帰時期は何時になるのでしょうか?
調べていくと、同じようにステージⅣから舌を部分切除した患者の体験談があり、他人とのコミュニケーションが取れるまでの期間や社会との隔絶、情緒不安定など、壮絶なエピソードが語られていました。
今回、堀ちえみさんのテレビ復帰時期について、患者の体験談に基づいて推測していきたいと思います。
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堀ちえみの舌がんから復帰時期は何時?
堀ちえみさんは、部分切除を2月21日に行っていますので、通常であれば、ここから1か月後の細胞診の結果を待って、再発が無ければその後約1年のリハビリ生活が待っています。
しかしリハビリを終えたとしても、以前のように喋れるかというと、そうではありません。
他人とのコミュニケーションが取れるようになるには、リハビリ後もPAP(舌接触補助床)を作成したり、自身の訓練も行いながらと、これまた1年程かかります。
なので、他人とのコミュニケーションが出来るまでというと、手術後から約2年は必要だと思われます。
どういうことなのか、同じようにステージⅣの舌癌で舌の半分以上を切除した患者の体験談から、見ていきましょう。
壮絶なステージⅣの舌癌体験記
堀ちえみさんは、舌癌ステージⅣであり、舌の部分切除を行っています。
このことから、同じようにステージⅣの舌癌で舌の半分以上を切除した患者の体験談から、復帰時期を予期していきます。
堀ちえみさんの舌癌の状態
ステージⅣの舌癌であり、舌の半分以上を切除を要する
舌癌体験談の患者の状態
再発初診の舌癌ステージはⅣ。リンパ節転移有り
オペの内容は亜全摘手術で頸部リンパ節郭清。※亜全摘手術とは,舌の半分以上を切除すること
- オペは15時間,ICUは3日間
- 残存があれば、もう一度部分切除を行い、追加で放射線と抗がん剤治療が追加される
- 開口障害を治すため、約1年間リハビリを行う。
- 退院後もPAP(舌接触補助床)を作成し、修正を繰り返す
オペは15時間,ICUは3日間
まず、体験患者の手術オペは15時間、ICU3日間というのは、今回の堀ちえみさんの例と酷似しています。
堀さんも12時間以上に及ぶ手術で、25日(月)までの4日間ICUで安静にしているとのことです。
この時患者体験記では、オペ後の1週間は、気持ちが不安定になり、最もつらい時期だと綴られています。
もしかしたら、堀ちえみさんも、同じように不安で不安で仕方ない状況を過ごしているのではないでしょうか?
眠れない,喋れない,動けない等のストレスで一週間経つと気持ちのコントロールが出来なくなってくるのです。精神的・情緒的に不安定になってきているのを覚えています。今あの時の一週間を体験するとなったら,絶対にやらないと思います。究極の選択を迫られても多分やりたくないほどしんどい思いをしました。
細胞診の結果、再手術の可能性も
しかし、1回目の手術で終わりかというと、そうではなくて、手術時に取得した細胞を検査(細胞診)し、残存の可能性があれば、再度部分切除を行うことになります。
加えて放射線や抗がん剤治療も追加されます。
放射線治療が行われるケースになれば、更に2か月ほど治療は続くと思われます。
すべての治療は2ヵ月で終了。抗がん剤の影響で無数の口内炎ができ、1ヵ月は食事に難儀したが、なくなっていた味覚も数ヵ月で戻った。舌がんは「2年以内の再発が多いため3年がひとつの目安になる」(不破医師)というが、道中さんは、再発もなく治療から4年が経過した。
開口障害を治すため、約1年間リハビリを行う。
晴れて治療が終われば、今度は開口障害を治すためのリハビリが待っています。
手術や放射線の影響で、治療自体が終わっても、口は指1本ほどしか開かない状況です。※開口度合いは、人によって異なります
なので、まずは顎が開くようになるまで、リンパマッサージを約1年間も繰り返すことになるのです。
約1年間リハビリをST(言語聴覚士)さんの指が筋肉痛になるほどリンパマッサージをしてもらいました。おかげ様で大分顎が開くようになって,発音する内容も大分変わっていきました。
退院後もPAP(舌接触補助床)を作成し、修正を繰り返す
治療も終わり、顎も開くようになったのですが、これで終わりではありません。
まだこの段階では、他人とのコミュニケーションは出来るレベルでは無いのです。
よって、本来の発音に近づけるため、歯学を専門とする機関にPAP(舌接触補助床)を作成してもらうことになります。
※患者体験記では、歯学部顎口腔機能治療部に作成してもらってます
作成後に、何度か修正を繰り返し、ようやく他人とのコミュニケーションが取れるレベルに持っていけるのです。
その期間は、実に作成から喋れるレベルまで約1年ほどかかります。
結果はPAP(舌接触補助床)を作成し,幾度か修正を繰り返し,今の自分の会話レベルに落ち着くまで約1年かかりました。PAPのお蔭で他人とのコミュニケーション能力もだいぶ向上し,電話での営業も可能になりました。
手術から復帰までまとめ
こうして体験談から推測すると、堀ちえみさんも舌癌の治療自体は数か月で終えるのですが、その後の開口リハビリ(約1年)、PAP作成&修正(約1年)と計2年もの間リハビリ生活を続けなければなりません。
それに復帰したとしても、舌を半分切除した状態から再建手術なので、以前のような発声、発音はまず出来ない可能性が高いです。
これは同じような舌癌のステージⅣから舌の半分を切除した患者の体験談から推測したものですが、皆同じような悩みを抱えていることからほぼ例外は無いでしょう。
ちなみに復帰時期については、再発の可能性や顎の開口具合、リハビリ、PAP(舌接触補助床)の修正によっても大きく変わると思われます。
しかしその間、思うようにコミュニケーションが取れず、本人は思い悩んだり落ち込んだりする時期があるでしょう。
それでも、そんな絶望的な状態から『家族の為に頑張る』と決めた堀ちえみさんですから、必ず乗り切ってくれるはずです。
我々も、いくら声や発音が違ったちえみさんだとしても、元気な姿でまた他人とコミュニケーション取る姿が見たいですね。
堀ちえみのプロフィール
名前 | 堀 ちえみ(ほり ちえみ) |
本名 | 尼子 智栄美(あまこ ちえみ) |
生年月日 | 1967年2月15日(52歳) |
血液型 | B型 |
出身地 | 大阪府堺市東区出身 |
職業 | 日本の歌手、女優、タレント(80年代アイドル) |
家族 | 夫と実子5人、現夫の連れ子2人の計9人家族 |
事務所 | 松竹芸能所属(アイドル時代はホリプロ) |
出身高校 | 堀越高等学校卒業 |
堀ちえみさんは2度の離婚歴があり、現在はパチンコメーカーSANKYOの役員を務める夫(尼子勝紀)と3度目の結婚をされています。
なので、本名も尼子に改名したんです。
手術を終えた時の『報告』もご主人である尼子勝紀氏が代筆されていましたね。
懸命に妻である堀ちえみさんを支えようとされている気持ちが伝わってきます。
堀ちえみが舌がんが原因で激やせの経緯
堀ちえみさんは、今年に入ってから痩せすぎとの声が多く上がっていました。
上記の画像を見ると、確かに左の以前の顔付きと右の現在の顔付きでは、明らかに違って見えます。
頬骨が浮き出てきてますので、確かに痩せすぎの印象が強いですね。。
自身も2019年2月1日のブログで、体重について言及していました。
お風呂から上がって、
久しぶりに体重計に乗ってみた。なんとなんとなんと…
自分の体重で、こんな数字見るのどれぐらいぶり
20代後半の頃の体重に落ちていた。
僅か10日程で、3kg以上減。
酷い口内炎のせいで、あまり食べられなかったからかなぁ。
このままのペースで減ると、あっという間に、10代の頃の体重に戻っちゃう
10日で3kg減ってことは、体重40kg~50kg台の人にしては、異常なほど落ち込んでますよね。
ほぼ絶食に近くないと、ここまで落ちないんじゃないかと思います。
それだけ本人も痛くて食べれず、さすがに変だと思ったのでしょう。
そこから医療機関で詳細に調べてもらった結果、今回の"舌がん"が発見されたようです。
しかも見つかったときは、ステージ4という最悪の末期状態。
初期状態なら放射線治療が行えますが、末期状態であれば、舌を部分切除せざるを得ません。
それにステージⅣまでいくと5年生存率は50%を切ります。
堀さんはこのまま放置していたら半年も余命は無かったと言われるほど、重大な容態でした。
今回の手術で全部取り終えて、再発が無いことを祈るばかりです。