男子フィギアスケート界に物凄い逸材が現れましたよ!
その名もステファンゴゴレフ選手!ロシア出身のカナダ選手でありますが、もう飛ぶ鳥を落とす勢いで最年少記録を次々と塗り替えております。
近いうちに日本のスターである羽生結弦選手や、宇野昌磨選手を脅かす存在になることは間違い無し!
その存在を今のうちから確認しておきましょう!
今回は知られざる天才、ステファンゴゴレフ選手のプロフィールや経歴、そして脅威の記録について迫っていきます。
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ステファン・ゴゴレフのプロフィールと経歴
ステファン・ゴゴレフのプロフィール
名前 | ステファン・ゴゴレフ(Stephen Gogolev) |
国籍 | カナダ |
生年月日 | 2004/12/22 |
身長/体重 | 身長154cm体重40kg (2018年7月) |
コーチ | リー・バーケル(Lee Barkell)コーチ
ブライアン・オーサー(Brian Orser)元コーチ |
出身地 | ロシア・エカテリンブルク(2014年頃カナダへ移住) |
職業 | プロフィギアスケーター |
所属クラブ | トロント・クリケットクラブ(カナダ) |
憧れの俳優 | 羽生結弦 選手 |
ロシアで生まれたゴゴレフ選手は、6歳からスケートを始めます。
その後、10歳の時にカナダへ渡り、羽生選手と同じブライアンオーサーコーチの元で指導を受けていました。
国籍も今ではカナダ国籍に変更しています。
そして、憧れの選手は羽生結弦 選手とも答えています。
ステファン・ゴゴレフの主な経歴
ステファンゴゴレフ選手の経歴
- 出生地はトロント(ISUバイオグラフィーによる)と記載されているが、実際はロシアのエカテリンブルクの生まれと推測される。
- スケートを始めたのは6歳の頃。その後、2012-13シーズンに頭角を現わし、2014年頃にカナダに渡ってからはオーサーコーチのもとで急成長をとげる。何と10歳(2014年)で3Aと4Sを跳び始める早熟の天才児だった。
- 2015年時(10歳頃)には、何と出場した全ての試合でSP、FS、総合とも1位となる「無双」を達成。その前後の年もほぼすべて1位の成績をあげ、同世代にライバルが不在の状態となる。この頃、試合では既に3Aを跳んでいた。
- 2016年時(11歳頃)には、初めて4回転(4S)に挑戦した。国際大会ババリアンオープンで日本人選手(佐々木晴也、佐藤駿)と競い優勝した。
- 2017年時(12歳頃)国際的にはノービスA2年目の年齢であるが、何とカナダ国内大会は全て「シニア」枠で出場し、パーソナルベスト・スコアは、はやくも総合得点220点台に到達。カナダナショナル大会で、カナダの至宝パトリック・チャンと同じリンクに立ち、演技を披露した。
- 2018年(13歳頃)ジュニア1年目は、8月下旬以降に開催されたジュニア・グランプリ・シリーズ(JGPスロバキア、JGPカナダ)に出場し、13歳で4Lz、4S、4Tに成功する。第1戦は226.63点で1位となるが、第2戦の結果(5位、187.67点)とあわせて総合ランク7位となりJGPファイナルは補欠1位となった。
- 2018年のJGPファイナルに繰上りで出場し、パーソナルベスト・スコアを更新する233.58点で優勝した。
総合233.58点とFS154.76点はジュニア世界最高得点。また、ジュニア1年目13歳での優勝は、チームメイトの羽生結弦選手がもつ最年少優勝記録(ジュニア2年目14歳、2008年12月)を更新する記録である。 - 国内大会は、19年1月カナダナショナル大会にシニア区分で出場し、14歳0か月で僅差で2位(PB更新253.56点)となる。
一言でいえば、早熟の天才児ですが、早熟では終わらない可能性が高いですね。
主な驚異的な記録や実績を箇条書きにまとめると下記になります。
- 僅か13歳にして3種類の4回転を成功させる
- ジュニア1年目(13歳)にしてJGPファイナル優勝と最年少記録を更新
- JGPファイナルの記録がジュニア世界最高得点を記録
- 14歳0か月にしてシニア大会で僅差の2位を記録
それぞれの記録を詳しくみていきましょう。
ステファン・ゴゴレフの驚愕な記録一覧
ジャンプに関する記録
- 4Lzに史上最年少13歳で成功 (JGPスロバキア) →ダニエル・グラスル(当時15歳)の記録を更新
- 4Sに史上最年少13歳で成功 (JGPスロバキア) →アレクサンドラ・トゥルソワの記録を更新
- 4Tに史上最年少13歳で成功 (JGPスロバキア) →アレクサンドラ・トゥルソワの記録を更新
まず4回転についてですが、何と13歳にして既に3種類の4回転を成功させています。
というか、既に会得していると言った方が適切でしょうか。
特に4回転ルッツにおいては、前記録保持者であるダニエル・グラスル選手の記録を2年近く縮めるという驚異の記録更新です。
どれだけ傑出した天才なのかは記録が物語っていますね。
ゴゴレフくん。13歳で4Lz✨(6練。過去にも降りてるそう)
全加2017-18 pic.twitter.com/R4THBmKg3A— 夢兎輝🎦❄⛸⛸🐯 (@rikuamiuru) 2018年1月15日
主な優勝記録
- 2018-19 JGPファイナル優勝 (ジュニア1年目13歳で優勝、羽生選手の持つ史上最年少優勝記録を更新)
- 2018-19 JGPスロバキア優勝
- 2016-17 ババリアンオープン・Adv.ノービス優勝
- 2015-16 クープ・ド・プランタン・Adv.ノービス優勝
2018年シーズンは、13歳にしてジュニア1年目にも関わらず、ジュニア最高峰の舞台、JGPファイナルにて、ジュニア世界最高得点(新採点基準)と最年少優勝記録の更新のダブル達成を成し遂げてしまいます。
最年少優勝記録の更新は、我らが日本の羽生選手が当時持っていた、ジュニア2年目14歳という記録を1年近くも縮めるという、大幅な記録更新でした。
その後の羽生選手の活躍を見れば、ゴゴレフ選手のJGPファイナルで優勝という実績は、順調にけばシニアでの活躍も約束されたようなものですね!
パーソナルベスト・スコア
新採点基準
クラス | 区分 | 得点 | 記録 | 大会名 |
---|---|---|---|---|
シニア | 国内 | 253.56 | - | 2019年01月 カナダナショナル |
ジュニア | 国際 | 233.58 | ジュニア 世界最高得点 |
2018年12月 JGPファイナル |
国内 | 227.59 | - | 2018年07月 ミントサマースケート |
ステファンが持つスコアで最も目を引くのが、2018年12月に記録したJGPファイナルでのジュニア世界最高得点ですね。
勿論、新採点基準となって、まだ日も浅いので、過去のレジェンド達と比較するのは難しいですが、少なくとも同世代では彼以上のライバルは存在しないという証明になります。
もう一つは、2019年1月のシニア大会(カナダナショナル)に参加した時の記録。
この大会でゴゴレフ君は、僅か14歳にしてシニア大会で253.56得点を記録し、優勝したナム・グエン (Nam Nguyen)選手と僅か5点差の2位でした。
これは、既にシニア大会でも上位を狙えるという証明に他なりません。
その時の動画が下記になります。
ステファン・ゴゴレフの演技動画
〈2019年01月 カナダナショナルショートプログラム動画〉
〈2019年01月 カナダナショナル フリースタイル動画〉
なんかもうシニア顔負けの演技を披露しています。
失敗はしましたが、果敢にもFSで4Lz挑戦していますし、他にもクワド2本、3A2本を入れています。既に3回転は高確率で成功できるレベルに到達していますね。
ちなみに日本の宇野昌磨選手が2019年の四大陸選手権で優勝したスコアは、289.12点でした。
ゴゴレフ選手から見ればまだ40点近くの差がありますが、宇野選手がフリーで3本の4回転(フリップ1本、トゥーループ2本)を成功させて、世界最高得点(新採点基準)を出してこの記録です。
既に3種類の4回転を跳べるゴゴレフ君が、シニア大会で同じような構成で4回転を成功させてしまえば、この差は一気に縮まるでしょう。
というか、近いうちにそんな日が来るはずです。
ステファン・ゴゴレフの顔画像と動画
まだまだ幼いゴゴレフ選手の可愛い画像を集めてみました。
可愛いのに大人びてる(ΦωΦ)👍🏻✨#StephenGogolev #GPFVancouver pic.twitter.com/L1S0yGXY3D
— yobupp (@yobupp) 2018年12月8日
まとめ
カナダでは、再来年、いや来年にはシニア大会に入ってくるであろう、物凄い天才が生まれていました。
このままいけば、羽生選手や宇野選手の最強のライバルとなる日が近いわけで、彼等が引退すれば1人でメダルを総なめにする可能性だってあるわけです。
日本人選手も負けずにゴゴレフ君に付いて行って欲しいですね!
今後のゴゴレフ君の活躍から目が離せません!