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池江璃花子は東京オリンピックに間に合うのか!白血病の治癒率と治療期間を徹底調査!

神様は本当に試練をお与えになさる、あの飛ぶ鳥を落とす勢いを続けてきた競泳の池江璃花子選手がまさかの白血病を告白です!

世間は驚きと共に騒然としました。

え?どうすんの?東京五輪の有望株だったのに?

まだ五輪間に合うの?

こんな声がチラホラ聞こえてきております。

今回は、こんな悲劇に見舞われたヒロイン、池江璃花子選手の白血病治癒率、そして治療期間、そして何と言っても、大事な東京オリンピックに間に合うのか?と題して徹底調査していきます!

競泳池江璃花子選手は東京オリンピックに間に合うのか?

結論から申し上げましょう、間に合う確率は低いとみられます。

もしくは間に合ったとしても、闘うレベルまで戻り切れていない可能性が高いです。

それは何故か?

確かに現段階では、池江選手の白血病の進捗具合が具体的ではないので、確実なことは言えません。

しかし、いくら初期段階で治癒率が高い病気だとしても、治療機関には膨大な時間が掛かるのです。

 

まず、池江選手の白血病は、本人が25歳未満であることから、「小児急性リンパ性白血病」であると考えられます。

そして、この「小児急性リンパ性白血病」の治療期間ですが、以下の年月が最低限必要です。

  • 治療開始後、まず5週間は寛解導入治療と2週間の強化治療を行う。
  • その間、入院が必要な治療が8か月から12か月掛かる
  • 入院治療後、1年から1年半の維持治療を行う(飲み薬治療)。

治療の内容によって多少異なりますが、入院が必要な治療が8-12か月です。この期間はずっと入院しているのではなく、治療と治療のあいまに外泊にいくことや、一時的に退院して自宅で過ごすことができます。学校に通っていたお子さんは、病院内にある「院内学級」に転校していただいて、治療中も学習の遅れが最小限になるようにします。入院治療が終わったあとに、1年~1年半の飲み薬の治療があり、外来に定期的に通院しながら治療することになります。この飲み薬の治療の間でも、それまで通学していた学校に復学することや、幼稚園や保育園などに通園することが可能です。

国立成育医療研究センター

池江選手は、少なくとも1年8か月から2年半は治療を続けなければならないのです。

すでに東京五輪まで1年半を切りました。

最低限の治療期間よりも東京五輪までの期間の方が短いため、出場は厳しいと思われます。

しかし、上記はあくまでも一般的な治療のケースです。最終判断は医師の判断で行われますので、早期に復帰できる可能性もあります。

しかしそればっかりは治療後の経過を見てみないと分からないでしょう。

白血病は再発の可能性もある

せっかく2年近くもの年月を費やしたとしても、完治したとは言えません。

再発の多くは2年以内にみられるため、少なくとも治療後2年間は、定期的な血液検査は欠かせないでしょう。

その間に、再発の恐れが考えられる場合は、当然激しい運動はできませんし、治療に専念しなければいけません。

 

また、後述しますが、完治(長期生存率)するには十分な治療が必要とあります。

もし、その十分な治療というのが、激しい運動を抜きにした安静を指すならば、池江選手は完治のために、治療後2年間は、十分な練習を積むことさえ難しいと判断できます。

 

この判断は、白血病の性質や医師の判断によって変わるので、今の所何とも言えません。

今現時点で確実に言えるのは、池江選手は治療後も、最低2年間は再発の危険性と戦わねばならないのです。

治療が終了した段階でも白血病の細胞が残っていた場合には、白血病細胞が増殖し、症状が出現したり、検査で検出されたりすることになり、「再発」という状態になります。まれに治療中にもかかわらず白血病細胞が勢いを盛り返して再発することもあります。再発の多くは、治療が終了してから2年以内にみられます。すなわち、治療が終了して2年たっても特に症状がなく、血液検査にも異常がなければ、治った可能性は高いと考えます。4年たっても特に問題がなければ、「例外的な場合を除いて治ったと考えてもいい」とお伝えしています。

実際には、治療終了後4年が経過して再発がない場合、それ以降に再発する確率は1%以下ですので、「治療終了から4年後の長期生存率」=「治癒率」と考えられています。

国立成育医療研究センター

競泳池江璃花子選手の白血病は完治するのか?

池江選手の白血病は、小児急性リンパ性白血病と考えられますので、完治(治癒率)=長期生存率と捉えれば、80%以上の確率で完治すると思われます。

急性リンパ性白血病の長期生存率は、成人では15%~35%である一方で小児では約80%となっています。

オンコロ

また、完治するかどうかは、下記2つが重要になってきます。

  • 白血病細胞自体の性質に合った治療ができるか?
  • 十分な治療ができるか?

当然、池江選手ほどの有望な人材ならば、優秀な医師が付くでしょうし、判断も適切に行われると考えます。

なので、白血病細胞自体の性質に合った治療ができるか?という点にはおいて、非常に確率高く行われると推測します。

後は十分な治療という点ですが、これについては何を指すか医師の判断によるものなので曖昧な表記といったところです。

しかし、池江選手にあった的確且つ慎重な判断が為されるはずなので、十分な治療が行われる可能性は高いでしょう。

白血病の治癒率に一番影響するのは、白血病細胞自体の性質です。また、治療が不十分な場合も治癒率が下がります。つまり、治癒率をあげるためには、しっかりと白血病細胞の特徴をつかみ、それにあった治療を十分にできることが最も重要です。

国立成育医療研究センター

競技復帰よりも完治をまずは願うべき

ただファンや観客に覚えていて欲しいのは、治癒率が高いと言われている小児急性リンパ性白血病とはいえ、80%であり、20%の方々は発症から4年以内に再発しているという事実です。

再発してしまえば、今までの治療から方法を変えていかなければならず、次に待つのは5年間の長期生存確率など、一気に血の気が低いような数字が待っています。

なので願わくば、競技復帰よりも、時間を掛けて完治を願うべきだと思うのです。

彼女が持っている才能は、紛れもなく稀有な能力です。しかもまだ若い。

仮に東京五輪に出られなくても、次の五輪があります。

まずは彼女の治療を応援してあげましょう。

焦って、十分な治療ができなくて再発なんてことは絶対に避けなければならないのです。

完治した後に、また練習を積んで第一線に復帰できることを心より願っております。

 

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