大村智さんらが開発した、体内の寄生虫による感染症の治療薬「イベルメクチン」が新型ウイルスに効果を発揮すると期待が寄せられていますね。
今回は、医学・生理学賞日本人3人目のノーベル賞受賞者である大村智さんの経歴や学歴について調べてみました。
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大村智の経歴や学歴は?
大村智さんは、微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を45年以上行いました。
これまでに480種を超える新規化合物を発見し、それらにより感染症などの予防・撲滅、創薬、生命現象の解明に貢献しています。
また、化合物の発見や創製、構造解析について新しい方法を提唱、実現し、基礎から応用までの幅広く新しい研究領域を世界に先駆けて開拓しています。
研究以外では、北里研究所の経営再建、女子美術大学への支援や私費による韮崎大村美術館の建設、学校法人開智学園名誉学園長を務めるなど貢献しているそうです。
勲等は瑞宝重光章、紫綬褒章、文化勲章などを受勲しています。
45年以上も研究されてやっとイベルメクチンを発見され、数々の勲章を受賞されたすごい先生のようですね。
また大村智さんの学歴も凄いようです。
1954年3月 | 山梨県立韮崎高等学校 卒業 |
1958年3月 | 山梨大学 学芸学部自然科学科 卒業 |
1963年3月 | 東京理科大学 大学院理学研究科 修士課程 修了 |
山科大学を卒業後に東京理科大学の大学院へ進学しさらに勉強を重ねたんですね。
抗寄生虫薬のイベルメクチンとは?
開発当初は、家畜の寄生虫感染症を防ぐものとして使用されていたのですが、後に人間にも効果があると事がわかりました。
このイベルメクチンは、インフルエンザウイルスや狂犬病ウイルス、HIV-1などのウイルスの増殖を抑える効果が高く今回の新型ウイルスにも効果があると言われています。
また、5億人以上の投与実績があり、その安全性が高い事でも認められていて、新型ウイルスの治療薬になると期待が高まっています。
まとめ
今回は、新型ウイルスの治療薬としても期待が高まるイベルメクチンを発見し、ノーベル賞を受賞した大村智さんの経歴や学歴について調べてみました。
大学へは、山科大学を卒業後に、東京理科大学大学院で研究を重ねられたそうです。
また、大学卒業後も研究者として活躍し2015年日本人としては23人目、医学・生理学賞としては、日本人3人目のノーベル賞受賞者となりました。
今後は大村智さんが発見したイベルメクチンが新型ウイルスにも効果が得られる事に期待したいですね!