吉成夏子AKS社長が、NGT暴行問題に強引な幕引きを図ろうとしています。
その背景には、吉成夏子氏が株式会社ケイブに投資した案件が絡んでいることが分かってきました。
また、SKEを売却した相手先のKeyHolderとの怪しい関係性も見えてきました。
どういうことか、一連の流れを説明していきます。
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吉成夏子氏のケイブ投資一連の流れ
まず、今回問題視するのは、AKS社長である吉成夏子氏が株式会社ケイブに個人で8億も投資して、そのお金は何処から調達し、現在どうなってるか?ってことです。
結論から言うと、SKEをKeyHolderに売却したお金(30憶)を元手に、思い切ってケイブに投資するのですが、株価が下降気味で損失を被りそうなので、夏子氏経営陣が慌てているという点です。
そこでこの状況を打開するために、夏子氏がNGT問題の強引な幕引きを図ろうとしている構図です。
1連の流れを箇条書きにしてみます。
- 2018年11月、AKSがSKE48事業を株式会社KeyHolderに30憶で売却
- 2019年3月、売却した資金を元手に吉成夏子氏に8億、秋田英好氏に3億融資する形で株式会社ケイブに投資。株価急騰!
- 2019年3月、株価急騰直後から、前の筆頭株主だったKeyHolderがケイブ株の売却を開始。現在は76万株→16万株以下
- 2019年4月、ケイブ株価が急落。夏子氏が慌ててNGT問題の幕引きを画策←今ココ
当然、赤字会社であるケイブが倒産すれば投資したお金は戻ってきません。
夏子氏がどういう経緯でケイブに投資しようと思ったのかは不明ですが、少なくともAKS事業の収益の柱にしようとしたのが、NGT問題が尾を引いて株価の動向に影響したのは間違いないと見ています。
加えて怪しいのが、株式会社KeyHolderです。
ケイブの株価急騰直後から、まるで図ったように保有株の売却を開始しているため、夏子氏に案件を持ち掛けておいて、自分たちは売り抜けるといった構図が分かり易いですね。
それにKeyHolderに売却したSKE事業というのは、夏子氏の前身である京楽産業が、初期の頃にSKE48にライブハウスを貸し出すなど一番最初に手掛けた事業だったんです。
ちなみに吉成夏子氏が京楽産業の秘書からAKS社長になった経緯は、下記記事で詳細に記載していますので参照して頂ければ幸いです。
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吉成夏子(AKS社長)の経歴は?元秘書が社長になった経緯の全貌解明
AKS社長である吉成夏子氏は、NGT48メンバーに対して”山口真帆暴行事件の事を気にするなら辞めろ”と発言したことが話題 ...
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その京楽産業関連のSKE48を、KeyHolderに売却する当たりが何か臭いますよね。
そんなこんなで、どうやら吉成夏子氏というのは、京楽産業、AKS、Jトラスト(KeyHolder、ケイブ)と複数の企業にまたがる怪しい金の動きの結節点っぽいことが見えてきました。
この辺の情報の信憑性を確かめるため、各事項を詳しく掘り下げていきます。
あと吉成夏子AKS社長はなぜ会社ではなく融資を受け個人でケイブに投資したのかなとか、ケイブと資本業務提携したKeyHolderが急騰後に59.2万株も売り抜けているのは濡れ手に粟だなあとか、KeyHolderの特別顧問は秋元康氏でしたなあとか、KeyHolderが買ったSKEは京楽関連だったなあとか、色々興味深い。
— 宮内 健(Miyauchi Ken) (@mkenzow) 2019年4月22日
吉成夏子AKS社長は個人でケイブに投資
まず、吉成夏子氏が個人でケイブに投資したと言われているため、その信憑性を探ってみました。
調査してみると、確かに吉成夏子氏の本人名義(個人)で株式会社ケイブに投資していることが分かりますね。
しかも筆頭株主であることが分かります。
加えて発行価額は1株734円ですから、簡単に言えば734円以上ならば利ざやが生じますが、734円以下になると逆ざやになり損失を被ることになります。
NGT問題の強引な幕引きはケイブ暴落が背景?
吉成夏子氏にとっては、個人でケイブに投資したまでは良いのですが、問題はケイブの株価です。
現在のケイブの株価を見てみると、第三者割当を実施した時に急騰した後、現在はまた急落しています。
このままいけば、株価は発行価額の734円を下回る可能性さえ出てきます。
ケイブにとって、NGT暴行問題は一見関係のない事象にも見えますが、株主には当然、吉成夏子氏が筆頭株主であることが知れ渡っています。
あのAKS社長の吉成夏子氏が付いているなら大丈夫という安心感が、いまや不安定になり問題視されたことで、ケイブの売り気配が止まらないという見方もあるのです。
それを心配した夏子氏本人が、早くNGT問題から脱却しなければ、自身が損失を被ると不安がって慌てた可能性も低くはないでしょう。
700円台で推移していたケイブの株価は吉成夏子AKS 社長への第三者割当増資を受け急騰した後、800円台まで下落。734円を割ると逆ざやとなり吉成社長は苦境に陥る。秋田監査役の引受条件も特殊で厳しい。AKS が山口真帆さんの事件の幕引きを強引に図ったのはこの辺の事情も作用しているのではないか。 pic.twitter.com/w7TKGL4UpF
— 宮内 健(Miyauchi Ken) (@mkenzow) 2019年4月22日
KeyHolderはケイブ急騰直後から売り抜け開始
後、もう1つ問題なのは、夏子氏の前の筆頭株主だったKeyHolderの保有株状況です。
ケイブ株は、3月14日の第3者割当増資発表から急騰しますが、その数日後の3月20日には、KeyHolderが保有株の売却を始めます。
ケイブ キーホルダーが売却
せやから言うたやん・・・売り切ってくるやろこれ pic.twitter.com/6oR7kObOXD
— たかぴー (@takahirokabuu) 2019年4月18日
現在では、元々76万株あったのが、17万株以下まで減っており、実に8割もの保有株を売却しきっていたのです。
まるで図ったように急騰直後から売却を開始しているため、インサイダーちっくな臭いがプンプンしますよね。
まぁ一部では、買い付けした1株591円より高いうちに、ある程度の利益は確保しておこうという狙いだったと思われますが、あまりに露骨な売り抜けは疑われても仕方がありませんね。
株式会社ケイブは上場企業ですから、株主に損害を与えるような行為は犯罪に成り得ます。
ケイブの将来性に投資した株主が、KeyHolder単独の利益のために損失を被ったとすれば、立派なインサイダー取引と見られてもおかしくありません。
事実、急騰直後に急落の始末であり、急騰と急落の間で大口であるKeyHolderが処分しているのですから。
夏子氏も意図したか意図してないかに関わらず、自身が筆頭株主になった直後に売り抜けられているので、KeyHolderとの関連性が疑われることも可能性としてはあり得ますね。
KeyHolderは、昨年12月に発表した資本業務提携により、発行当時の発行済み株式総数の19.63%に相当する76万株を第三者割当増資で引き受けていたが、今回の売却後の保有株式数は36万7200株となっており、これまでに39万2800株を売却したことになる。
加えてKeyHolderの特別顧問は言わずと知れた秋元康氏で、吉成夏子氏はある意味AKSの発起人である秋元氏からも、出し抜かれた形になってしまいました。
何というか、うまく利用されたというか、何か金儲けのために利用された感じで、何かきな臭いですね。
さらにKeyHolderは、秋元氏の特別顧問就任を発表した。7月1日、KeyStudioが秋元氏の協力のもと、新宿アルタ7階にライブ・エンターテインメント施設をオープンした。
黒い噂が絶えないKeyHolder
しかし、このKeyHolderという会社、どうも周辺が騒がしくなってきた。
というのも、まずKeyHolderの親会社であるJトラストの藤澤信義社長が、何とカンボジア検察庁に起訴されたというニュースが入ってきた。
カンボジア王国検察庁は、日本の上場企業Jトラスト社の子会社であるJ Trust Asia社(以下、「JTA」)の取締役である藤澤信義(Jトラスト社代表取締役社長兼務)、同社法務担当従業員である足立伸(Jトラスト社取締役兼務)、並びにSaronic Holdings Ltd.の社長であるGwynn David Nevill Hopkinsを、カンボジア人Tep Rithivitを通じて、共謀して詐欺行為を行った件について捜査を行い、このたび、正式に起訴に至りました。
(中略)
タイ上場企業GroupLease PCL.のシンガポール子会社であるGroup Lease Holdings PTE.LTD.(以下、「GLH社」)の取引先であるCougar Pacific社等の親会社Pacific Opportunities Holdings S.a.r.l(以下、「POH」)社の株式を詐取し、POH株主ならびにPOH、POH子会社に重大な損害を与えたとして起訴されたものです。
しかも起訴容疑は詐欺行為だといい、タイ上場企業の株式を不当に搾取したのだという。
おいおい、こんな企業がSKEを買収した会社の真の姿かよ。
しかもタイっていう所が何か怪しいですよね、タイに関する人物を何処かで見たことが。。。
そうです、吉成夏子氏の住所ですよ。
第三者割当のお知らせでは、夏子氏の住所がタイ王国バンコク市バンナー区 になっているんです。
しかも、このKeyHolderにSKEを売却したのは、既にAKS社長の座に就いていた夏子氏本人です。
言ってみれば、SKEを売却した相手先が、タイで詐欺行為を行っていた、ということです。
加えて、夏子氏本人の住所も、タイになっています。
何かの偶然かもしれませんが、怪しい関係が疑われても仕方がありません。
こうなってくると、先ほどのケイブ投資関連のKeyHolder売り抜けの件も、より怪しく見えてきました。
事実、KeyHolderはケイブ急騰後に売り抜けていますし、それは夏子氏がSKE48をKeyHolderに売却した資金が発端です。
加えて売却したSKE48は、夏子氏の前身である京楽産業関連の事業です。実際裏でどんな取引が行われているか不透明なんです。
あくまで推測の域を出ませんが、例えばKeyHolderが夏子氏にSKE48を売却させることで、その資金でケイブに投資させ、ケイブ急騰後にKeyHolderが売り抜けるといった形です。
利用したのか、利用されたのかは分かりませんが、互いにwin-winの関係を作りたかったのだろうと思われます。
まとめ
まだまだ夏子氏には謎の部分が多いです。
とりあえず、ケイブ株式会社に投資して、発行価額を下回りそうで、慌ててNGT問題の幕引きを図ったことは容易に想像できます。
そして、夏子氏を中心に、AKS、京楽産業、J-トラスト(ケイブ、KeyHolder)と怪しいお金の動きがあることも事実。
今後も新たなニュースが入り次第、追記していきます。