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"平成の怪物"松坂大輔の回顧録 十分な夢をありがとう

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画像引用元:twitter

甲子園での最も印象的な思い出と言えば、横浜高校の松坂 大輔(まつざか だいすけ)をおいて、他ならない。

当時中学生だった自分にとって、衝撃的な甲子園決勝でのノーヒットノーランは、史上2度目とはいえ、自分には前代未聞、ましてや空前絶後の出来事にも思えた。

なんせ、連投に続く連投を重ねておきながら、決勝にまで来てノーノーを達成するなんて、一体誰が予想できるだろうか。

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高校生では、まず打てない直球とスライダー

真っすぐは150km/hを超えるほど速いし、スライダーは曲がるし、高校生のバッターが容易く当てられる球じゃないのは、素人でもわかった。

「これが高校生か」

当時中学生だった自分にとって上目線にも見えるが、率直な気持ちだった。

見てるだけでもわかる、真っすぐは唸りを挙げて捕手のミットに収まり、加えて変化球は打者に当たりそうな軌道から大きく曲がる。

まず、真っすぐが速くて威力がある。その真っすぐが活きているからこそ、変化球はより活きる。

もはや対戦相手の京都成章は打てる気配すらしない。

「もう、このままいくだろうな」

自分は、4,5回当たりから眠りについてしまった。

ふと目覚めてみると、8回あたり。まだ放送席ではノーノーが続いているという情報が度々流れてきていた。

「え、ノーノーか!?打てないとは思ってたけど、ここまでとは」

さすがに打てないといっても、後半の疲れや守備の乱れからノーノーは無いと思い込んでいた自分。

完封が打倒だと思ってたが、ノーノーまでいくとは露にも思っていなかった。

松坂、遂にノーノー達成!

画像引用元:twitter

最後のバッターが倒れる。

本当にノーノーをやってのけてしまった。

こんな偉業を達成する選手が他にいるのか?

自分は歴史の生き証人ではなかろうか?

そんなことをふと思っていると、目の前の光景が嘘では無い事を証明する映像が延々と流れていた。

「次に達成する人が表れるのは、何十年後だろうか?それぐらいのことをこの選手はやってのけた」、とその時思っていたのは確かだ。

事実、あれから20年以上経つが、決勝でノーノーを達成した選手は、松坂以来表れていない。

というか、簡単に表れるわけはないだろう。それぐらい高校生の時から完成度が高かった投手なのだ。

後に、ダルビッシュ、田中将、大谷など次々と超高校級投手を輩出する日本だが、未だに松坂クラスまで高校時代に完成度が高かった投手はいない

ピークは高校生時代だった?

松坂も、すでに40代て前の年齢に差し掛かってしまった。

この選手の野球年歴を見てみると、高校生からプロ入り数年までが圧倒的に勝利数を重ねており、ピークが10代後半から20代中盤までだったことがよく分かる。

もしくは、日本独特の球数を制限無く投げさせる扱い方が選手寿命を縮ませたのかもしれない。

他のダルビッシュや田中将に関しては、30代に差し掛かっても目立った衰えは見えない。

むしろ今が最盛期だと言わんばかりに、剛速球や鋭い変化球をバンバン投げ込んでいる。

ダルビッシュに関しては、自身のツイッターで、30中盤にして今が最も状態が良いと告白するくらいだ。

 

こうして他の”怪物”達と比べてみると、松坂は早期熟成だったのかと思う。

それでも残した功績は永遠に色あせる事が無い。

プロ入り後から3年連続最多勝利と、高卒新人では初の快挙を達成したり、2度のWBCMVP投手に輝いた実績、それにMLBでも最初の2年間は存分に力を発揮してくれたことを顧みれば、それはファンにこの上ない感動をプレゼントしてくれた。

本当に心から松坂には「夢をありがとう」と、伝えたい。

どうか、引退するまでに少しでもマウンドに立ち続けて欲しいと、願ってやまない。

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